スカーレットの心のつぶやき
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2006年08月14日(月) 千の風になって

六月に亡くなった父の四十九日の法要と納骨を無事終えることができた。

それまで、気を張りつめ、

忙しい日々を過ごしていたが、

ほっとしたと同時に、

もう父は居ないのだという淋しさが

ひしひしと押し寄せてきた。

一人で居ると涙が自然に出てくる。

もう二度と父の姿を見ることも、

声を聞くことも出来ない。

大声で泣き叫べば父が帰ってきてくれるのなら、

思いっきり泣きたい。

そんな気持ちで過ごしていたとき、

「千の風になって」という詩と歌に出合った。

心に染みとおるやさしいメロディを聞きながら

詩を読んでいくうちに、

私の心の中の深い悲しみが

少しずつ溶けていくような気がした。

そうだ、父は死んではいないのだ。

お墓の前で泣いても、そこに父は居ない。

父は空を吹きわたる風になって、

いつも私を見守っていてくれる。

私が泣いていたら父は心配するだろう。

私には支えていかなければならない母が居る。

明るく元気に笑顔で生きていこう。

もしかしたら「千の風になって」という詩と歌は、

父が私にプレゼントしてくれたのかもしれない。

「父ちゃん有難う。私たちを見守ってね」

本を胸に抱き、心の中でそうつぶやいた。


スカーレット