スカーレットの心のつぶやき
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2006年03月01日(水) 1時間20分の世界

昨日一日の中で

朝9時20分から10時40分の間は

私にとって心に点滴をしているような時間だった。

一滴一滴、

命の水が私の体中に染透ってきた。

まるで枯れ欠けてしおれていた花が

新しい水を得て甦ったかのように、

私の心と体に元気が出てきた。

この1時間20分の世界は

私にとって一番大切にしたいと思っている時間だ。

受話器の向こうから聞こえる

あの人の息づかいに私の心は震えた。

昨日の私は一方的に話すあの人の話を

一句も逃さないように一生懸命に聞いていた。

途中で言葉を挟んだこともあったけれど

本当は私は一言も言わず

100%あの人の話を聞きたかったくらいだ。

時事問題や戦争の話、

日本人の素晴らしさについて話をしてくれた。

途中であの人は泣いた。

巣鴨プリズンに収容された戦犯たちの元へ

慰問のために訪れた歌手や落語家、

そして野球の試合やヴァイオリンの演奏家たち

皆の心は一つだったと言う話を

あの人は涙を流しながら話してくれた。

本当のことを知って欲しいと言われた。

事実を君自身で確かめて欲しいとも言った。

私も今「東京裁判」という本を読んでいる。

戦勝国は負けた国を裁いたという話は

この「東京裁判」だけだ。

そしてこの裁判は間違いだったということも

段々と分かってきた。

昨日のあの1時間20分の世界は

私を現実を見つめるという真摯な態度にさせてくれた。

こういう友人を大切にしたいと思う。

何気ない会話も良い。

HPの話やブログの話しも良い。

でも、私は私自身の趣味であるピアノや音楽の話、

そして経済や時事問題や

今の日本がどういう風にあるべきかと言った話もしたい。

私自身の今後の生きる道や

一番大切なものは何かということ、

そして幸せとは何かということ。

それら全ての話のできるあの人との時間を大切にしたい。

電話の向こうで聞こえていたオムレツを作る音、

私と話をしていた間に冷め切ってしまっただろう。

でも、私の心は温かくなった。

意味のある貴重な時間を持てたことに心から感謝したいと思う。


スカーレット