スカーレットの心のつぶやき
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2005年07月31日(日) 傷ついた小鳥

羽を痛めて飛べなくなった小鳥が一羽、

誰かに助けてもらいたいと思いながら

それでももう一度

自分自身の力で飛び立とうとしている。

仲間に傷つけられたのか、

それとも他のものにやられたのか、

どちらにせよ

小鳥は瀕死の重傷を負っている。

そんなに傷ついてまで

尚も飛び立とうとする元気はないはずだ。

もう命の灯が消えようとしている。

どこからそんな勇気が出てくるのだろう。

仲間の元へ帰りたいのだろうか。

それとも優しい母の元へ帰りたいと願っているのだろうか。

もしかしたら愛する人の元へ帰りたいと願っているのかもしれない。

帰ることができない体でも

一生懸命に帰ろう、生きようと頑張っている。

健気さを感じる。

痛々しい姿に自分の姿を重ね合わせてみた。

私が傷ついてボロボロになった時、

私は母の元へ帰ろうと思った。

愛する人の所へ行こうとは思わなかった。

求めても心は戻らないことが分かっていたから。

母だけは私を受け入れ

全てをやさしく包み込んでくれると思ったから。

この小鳥を母鳥の元へ返してやりたい。

でも、母鳥が何所に居るのか分からない。

彷徨う心と、

悲しみと淋しさでいっぱいになって

もう羽を動かす力も無くなった。

本当にかわいそうだ。

せめて心だけでも母鳥の元へ帰してやろう。

そしてこれでもう二度と傷つくことはないのだと

そっと教えてやりたいと思う。


スカーレット