スカーレットの心のつぶやき
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2005年07月16日(土) NOとは言ってみたものの・・・

私は人にNOと言えない性格だ。

家族や友人に何かを頼まれたら

物理的、能力的に無理なこと以外は

大抵のことは引き受けてしまう。

そんな私が、

今日初めて断ることをした。

それは何かと言うと、

数日前、娘の友人のお母さんに頼まれたことである。

彼女が最近しだした小物コーディネーターの仕事の中で

着物展示場への誘いを受けたのである。

私は着物は着ない。

数枚持っては居るが

自分で着付けも出来ないし、

後片付けや手入れも面倒だし、

一番は着ていて窮屈だから着ない。

そんな私だからいくらステキな着物が並んでいても

見て回ることはしない。

でも、そんな私が展示場に来て見てと頼まれた。

即行けないと言えばそれで済む話なのに

私はNOと言えなかった。

何も買わなくても良い、

ただ見に来てくれるだけで良いと言った。

彼女の顔を立てることになるなら

それも良いかなと思いOKしたのだ。

でも、後でよく考えてみると、

冷やかしで行くのは気が引ける。

私は友人の顔を立てるために何か買うだろう。

着物は欲しくない。

娘が成人式を迎える頃になったら

母親としてまた日本人として

娘に数枚買ってやるであろうけれど、

今は正直無用のものだ。

それがわかっているのだから

行くつもりはないという私の意志を

彼女に伝えようと思った。

そして彼女にNOという返事をしたのだ。

彼女とはそういった付き合いをするのではなく、

利害関係のない付き合いをしたい。

こんなことで気まずくなるのは嫌だ。

勇気を出して断った。

言葉は柔らかく角が立たぬよう気遣って断った。

彼女はそれでも来て欲しいと言った。

買わなくても良いし、

見るだけの人も居るからと言った。

私は今日は私の気持の通りの返事をしようと思ったので

最後まで「ごめん、行けないのよ」という言葉を通した。

でも、後味がとても悪い。

彼女に済まない気持ちでいっぱいだ。

断るのなら初めからちゃんと断ればよかった。

彼女に期待を持たせておいて

断るなんてとても卑怯だと思った。

やはり私自身の心を抑えて

相手からの頼まれごとを

ちゃんとしてあげた方が良いのではないか?と思った。

ああ〜やはり私はしんどかった。

気持ちがしんどいのだ。

OKと言って何も買わないでも良かったのではないだろうか?

複雑な心境だ。

本当はどうすれば一番良かったのだろう・・・


スカーレット