スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
昨日母と一緒に居て思った。
自分の母親のことなのに、
こんなことを言うのは変かもしれないけれど、
母は綺麗な人だと思った。
美人だと思った。
今年84歳になったとは思えない。
肌が綺麗。
色が白い。
羨ましいくらい肌がきめ細かい。
昔、母が若い頃は「綺麗な奥さん」と近所でも評判だったという。
学校の参観日でも、友人達に
「お母さんは綺麗ね」と言われていた。
その後に続く言葉がまた良かった。
「でも、○○ちゃんには似てないね」だって(笑)
この言葉を聞くたびに妙な気分だった。
母親が美人だと言われることは嬉しいけれど、
似てないということは、
私は美人ではないということになる。
腹は立たなかったけれど
子ども心に何故か複雑な心境になったことを覚えている。
そんな母も年を取るにつれて
昔の面影も薄れて行っていると思っていた。
でも、昨日病院の待合室で母の前に座って
母の顔を真正面に見て思ったことが
「やはり、母は綺麗だ」ということだ。
母にそのことを言った。
すると母は「このしわがなかったら・・
このしみがなかったら・・ね」と言った。
年を取ったのだからしみやしわは仕方ない。
でも、肌のきめ細かさや色の白さ、
顔立ちの良さは今も変わらない。
良いなあ・・
そう思って私の顔を鏡で見てみた。
正直負けたと思った。
そういえば父はいつも嬉しそうに言っていたっけ。
「ばあちゃんは昔本当に美人だった」と。
今日は父に言ってやろう。
「ばあちゃんはまだまだ捨てたものではないよ。
やはり美人よ」と。
父親似の私の正直な言葉である。
スカーレット
|