スカーレットの心のつぶやき
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父が病気になって初めて
父との時間が持てるようになった気がする。
警察官だった父にとって
仕事が一番の生き方だった。
私が幼い頃、父と一緒に遊んだ記憶はほとんどない。
日曜祭日もなく召集がかかれば
どんな時でも出て行った。
たとえ、それがどこかに遊びに行こうと言っている時でも
電話がかかってきたらそれで予定は終わりになった。
父のことをどれだけ恨んだことだろう。
父を信じることができなくなったこともある。
そんな仕事一途な父が80歳で現役を退き
家に居るようになってから
父の長所も短所も見えるようになった。
そして今回の父の入院で、
私は父と接する時間をたくさん持つことができた。
知らない父の一面を見ることもできたし
やはりなあ・・と再納得する面も見えた。
父はやはり良い人だと思う。
子どものような人だと思う。
素直で人にやさしく、
真面目で几帳面で、
少し融通がきかなくて・・・
こうして考えていくと
私は父にそっくりなのだと思う。
顔も似ているとよく言われる。
父親に似ると娘は幸せになると言う。
だから、私は幸せ者だと思う。
残された父との時間を大切にしたいと思う。
今まで母しか見て居なかった私に
神様が父を見るようにと言っているような気がする。
どんなことでも受け入れるようにしたい。
父の我儘も頑固さも皆、
私の心で受け止めてあげたい。
それが私の父に出来る唯一のことなのかもしれないと思う。
スカーレット
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