スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
昔から「目は口ほどにものを言い」や
「目が話している」、
「目を見ればわかる」というような言葉がある。
私は人と話すときは必ず相手の目を見て話すことにしている。
相手によれば、同じように私の目を見て話をしてくれる人も居るが、
反対に目を伏せたり、視線をほかに向けて話す人も居る。
相手の目を見て話していると、
その人が何を考えているか?
何を言おうとしているか?がわかる。
いくら饒舌に喋ってもその人の目を見れば、
真実のことを言っているか、
それともただ口先だけのことを話しているかも分かる気がする。
それほど目は大きな意味を持っているように思う。
よく映画のワンシーンで、恋人同士が見つめ合うときがある。
そのときはお互い何も言わずただ相手の目を見つめ合っている。
そんなシーンを眺めていると、
何故かとてもステキに思えることがある。
私にも一度だけそんな経験がある。
昔昔の話しだけれど、
当時付き合っていた人と二人きりになった。
お互いに好きだと言う気持ちを伝えていなかった。
そして会って少し時間が経った時、
急に二人とも黙ってしまった。
その沈黙の時間は決して気まずいものではなく、
寧ろ相手の気持が手に取るように分かるから、
何も言えず、
また言わず、
見つめ合っていたのだと思う。
二人の間には言葉なんて要らないと思っていた私たちだった。
言葉に出すよりも、
その人の内面を語ることができるのが目だと思う。
上手い役者は台詞のない場面でも、
目が語っていると感じるときがある。
目で表現できている。
そしてそんな人の目はヘタな台詞よりも素晴らしい。
寡黙な人にじっと見つめられたら、
私はきっとまいってしまうだろう。
それほど、目には力と魅力があるのだ。
私の夫は無口な人だから
目を見つめてくれれば良いのに、
残念ながら目でも話しをしてくれない。
でも、私はこれからも夫の目を見つめて話していこうと思う。
スカーレット
|