スカーレットの心のつぶやき
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2004年04月16日(金) 思い出

誰にも一生忘れられない思い出があると思う。

それはきっと楽しいものに違いない。

私はいつも不思議に思うことがある。

それは、自分が立ち直れないくらい辛く悲しいことがあったことを

いつの日か忘れていることだ。

何故忘れることが出来るのだろう?

楽しかったことや、嬉しかった思い出は

時が経つにつれて、益々大きなものになってくるように思う。

でも、辛さや悲しみはその大きさが段々と減り

最後には何もなかったように零になることもあるのだ。

私が今まで生きてきた人生の中で、

一生忘れられない思い出は

やはりあの青春時代の思い出である。

初めて人を愛し愛された喜び、

人を想うことを始めて知った嬉しさ、

恋を覚えたころのあのワクワクした日々。

そんな懐かしい思い出が、

本当は辛く悲しいことの前兆であったにも関わらず

今は嫌なことを忘れている私が居る。

もう思い出そうとしても記憶の中で時間の経過さえ前後がどうだったか?

思い出すことができなくなっているのだ。

それに比べて楽しい胸が躍った思い出は

今も鮮明に私の記憶の中に存在している。

思い出とはそんなものなのだろう。

これからの私の生きる道に、

あの昔の思い出以上のものを見つけることは出来ないかもしれない。

でも、それでも良いと思う。

私には一生の宝物があるのだから。


スカーレット