スカーレットの心のつぶやき
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2003年08月06日(水) 日本人と言葉

新聞の広告欄を何気なく見ていたら、
外人の女性が三つ指をついて笑顔で座っている写真が目に止まった。

公共広告機構の宣伝だった。

今の日本は昔からあった日本人の良さや日本の風習がなくなりつつあるような気がする。

控え目で謙虚で自分を抑えるという昔の日本人が持っていたものを今の若者には見えないのが残念だ。

前に出よう、出よう、人に勝ちたい、人よりも目立ちたい・・・

皆がそうではないけれど、確かにそういうような人が増えていると思うのだ。

私の周りの人たちの中にもそんな人が居る。

どうしてだろう?

人に勝ちたいと言う気持はスポーツをしている人には必要だと思う。

又良い意味で人よりも目立とうと一生懸命になっている姿は尊い。

でも、果たして人を押してまで自分が出る必要はあるのだろうか?

受験戦争は私もくぐり抜けてきた。

勿論合格することを目標にして頑張ってきた。

でも、それで友人よりも突出したいとは思っていなかった。

結果的には私が合格することによって落ちる人も居たから、人に勝ったことにはなるのだけれど・・・

私が見た公共広告機構のコピーは「ニッポン人には日本が足らない。」だった。

誰もが何気なく見に付けていたはずの、思いやりや心配り。

それが今の日本人には足らないということなのだろうか?

もしそれが本当なら淋しい気がする。

日本の本当の良さを忘れているのは、日本に生まれ日本で育った私たち自身だと言っている。

まず日本人が、日本を知ること。

これが大事な事なのだろう。

私が月一回日本語教師のボランティアの仕事を勉強していても、
今一番日本語の良さが忘れられていることに気づいていた。

古典を読んでいると余計にそのことを感じる。

昔の日本語は綺麗だった。

でも、今の流行言葉は全く日本語の良さを感じない。

なんでも省略して短い言葉にして話している若い人を見ると、「ちゃんとした日本語で話そうよ」と言いたくなるのだ。

風習も、言葉も昔からある伝統文化を後世へ残そうと思うのなら、
今一度見直して日本や日本語の良さをもう一度考えてみる必要があるのではないだろうか。








スカーレット