スカーレットの心のつぶやき
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2003年07月02日(水) 皆違ってみんな良い


私の好きな金子みすずの詩に「わたしと小鳥とすずと」という詩がある。

  「わたしと小鳥とすずと」

私が両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけれど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

初めてこの詩と出会ったとき私の心は震えた。

そうだ!!

そうなんだ!!

皆違って良いんだ、違うのが本当なのだと思った。

私は無理をしてきたから心の病気になったんだ。

もっと自分自身を認めて、皆に遅れている所も全部認めてやれば良かったのだ。

6月の始めにメル友からもらった朝顔の種を5つ蒔いた。

花は好きなくせに世話をするのが苦手な私は、
せっかくもらったこの種を
花が咲くまでちゃんと育てていけるか不安だった。

でも、教えてもらったやり方でやってみた。

しばらくして種から双葉が出てきた。

本当に小さな可愛い双葉だった。

5つ全部出た。

毎日「早く大きくなってね」と声を掛けながら水をやった。

やがて、本葉が出てきて細いつるも伸びてきた。

毎日その様子を写真に撮って日記を書いているメル友に
私のところの朝顔の様子を知らせている。

大きな鉢に植え替えてやり、
棒を立ててつるを巻きつけてやった。

5つのうち2つを母にあげたので、今は3つが成長している。

今日はその3つをまた大きな鉢に一つずつ植え替えてやった。

こうしてタネから育てたことは初めてだ。

毎日少しずつ成長している姿を見ながら
子育ても一緒なのだと思った。

いくら親が急いで大きくなってほしい、
もっと何でも出来てほしいと思っても
子供の成長は親の気持どおりにはならない。

こうして朝顔を育てながらつくづく思う。

同じ種を蒔いたのに、その成長が違うのは何故だろう?

同じ鉢で同じ条件で育てているのに
伸びる速さも葉っぱの大きさも皆違うのだ。

一つは20cm、もう一つは13cm、あとの一つは10cmと
背の高さが違っているのだ。

皆それぞれの成長の仕方をしているのだなと思う。

みすずの詩にもあるように、皆それぞれ違うのだ。

そしてそれぞれ違うことが良いのだ。

人は人、私は私・・・

みんな違って皆良い!

力の弱いもの、体の不自由な者、皆それぞれがそれぞれのやり方で良いのだと思う。

この地球上に存在するもの全て愛しく、
又素晴らしいものなのだということを
改めて思う今日この頃である。








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