スカーレットの心のつぶやき
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昨日ある場所で、とてもステキな夫婦を見た。
父の薬がなくなったので、日赤へ薬をもらいに行った。
会計を済ませ、薬が出来るまでの少しの時間TVのあるロビーで待っていた時のことだ。
はじめは座っている男性の後姿しか見えなかったから どんな人なのか分からなかった。
その人は一人で座っていた。
そこへ奥さんらしき女性が来た。
年齢は60代の前半くらいに見えた。
髪はショートカットでパーマがゆるくかかり とても顔に似合っていた。
色の濃いロングスカートに グレーのハイネックで半袖のニットを上に着ていた。
男性に近寄ると、顔を寄せるようにして 何か話しかけた。
その時何気なく男性が後ろを向いたので 私は男性の顔を見ることができた。
後姿がステキだったが、振り向いたその顔が又とても ステキな人だった。
メガネの奥には落ち着いた優しそうな目があった。
その目は笑っていた。
奥さんが何気なくそのメガネについている埃か何かを 取ろうとてを伸ばし、男性もされるままにしていたあの姿が とても好感が持てた。
もし私が夫に同じことをしていたら夫の態度はどうだっただろう?
父ならどうしていただろう?
二人共恥ずかしい所為かもしれないけれど きっとその手を邪険に払いのけていたに違いない。
そう思う。
だから、私の目に居る夫婦の姿がとてもステキにな思えたのである。
お似合いの夫婦だった。
まるで昔TVに出ていた、フルムーン旅行のコマーシャルを 見ているような気がした。
男性の着ているジャケットも奥さんの着ているセーターの色も 上品で私の好みの色だった。
2人がそこに居るだけで周りの空気が柔らかくなったような 気がしたのは私だけだったのだろうか?
あの夫婦の家庭の様子を思い浮かべることができた。
きっと静かで落ち着いた良い感じの家庭に違いないと思った。
出来るなら私たち夫婦もあのようになりたいと思った。
理想と現実は違うけれど、昨日はとてもステキな夫婦の姿を 見ることができて幸せだった。
スカーレット
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