小説の構想やら更新予告やら短い話やら。
誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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パラレルそのいち?
2002年10月15日(火)

その日は嵐が来ていたので、外に出る事はなかった。ときたま聞こえるなにかがはがれて飛んで行く音に、屋根でも飛ばされるのではないかと内心びくつきながらも床掃除やらを適当にしまし、一日中ほとんど寝ていた。
嵐はきっと明日には過ぎ去っている、そう思って別段大事ではないと思った。テレビでも大した事はないといっていたのだし。
そう思って、千石はその日、ずっと外に出ずに寝ていた。

異変に気づいたのは翌朝の事。明け方に少し雨が振ったおかげで、土の色はすこし濃くなり、屋根からはぽたり、と水滴が一定の感覚で流れ落ちていた。嵐の所為で木々の葉が無数に落ちている。雨に濡れてべったりとした印象をうけた。
境内の掃除をしていて、ふと帚で掻き集めた無数の葉の中の一枚の色に違和感を覚え、しゃがみこんでその葉を拾い上げる。
「……血……?」
すこし黒ずんだ血が、数滴着いていた。触れると指先につく。ついてからさほど時間はすぎていないようだった。
猫か何かの血だろうか、と思いながら葉を捨てると、湿った土に滲む、赤黒い血のようなものが目にはいった。千石は何かと思ってひきよせられるように途切れ途切れの血の跡を辿る。
段々と量の増えて行く血液に、これは猫などではないような気がして、恐怖感に似た感覚を覚えながらも、千石は血の跡を辿った。そして寺の裏側へとさしかかる角からそ、っと裏側をのぞくと、そこには荒い息遣いで、建物に背中をあずけて座り込んでいる青年がいた。
彼の左腿あたりからジーンズに染み込んだおびただしい血量と、噎せ返るような血の匂いに、千石は眉間に皺をよせた。
やばい、かかわるのはやばい、かかわっちゃだめだ、と頭の中で誰かがいうように警告を鳴らす。だがそれとは反対に千石は彼にちかづいた。傍に近付いて、膝をたてて顔をのぞきこむ。自分のズボンに血が染み込むのがわかったが、気にしない。
透けるように白い髪の毛をした青年は、ぎろりと千石を睨んだ。鋭い金色に燃えているような、見た物を突き刺すような瞳に一瞬千石はたじろいだが、彼はすぐに目をとじ、ぐらり、と糸が切れた操り人形のように横にたおれこむ。千石はあわてて彼を抱きかかえるようにささえた。黒い長袖のタートルネックではあったが、体温は、触れた感じからすると、常人より幾らか低いようだった。血液がこんなに大量に流れ出てしまったからだろうか、とも思ったが、とりあえず場所を移動させてできるだけの手当てをしよう、と千石は彼を抱えた。
「……う、わ……」
わりといい体つきをしていたのでてっきり重いかとおもったが、そんな事はなく、思わず驚きの声をあげてしまうぐらい軽かった。
零れ落ちた血液も、生暖かいとは思ったが、やはり自分が触れた事のある血液よりは、いくらか冷たいような気がした。
まぁ、それは空気が寒い所為だ、と思って千石は気にしなかったのだが。

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つづく…………かもしれない。
微妙。つづけたいけどどうよ。
ぜんぜん動いてなくてすいません…(苦笑)
なんていうか。一部の人はどういう設定かわかったかもしれない。
まだ全然かけてないんだけどな…;

……あれだよ、昨日だかにあたしが言ってたやつ。(私信)
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心の中ではこっそりとヒューズ中尉(鋼の錬金術師)追悼中。
てか本当なんですか。本当ヒューズさん亡くなったんですか。どうなんですか。どうなんですかガンガン読者さん…!
うわあぁあん!大好きなの!大好きなの!鋼が好きな理由の一人なのに…!
うわー読むのが怖いよぉ!(涙)




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