2010年02月06日(土)

■ 待受け画面が替わるとき。

「THIS IS IT」のロードショーから帰ったその夜、
ぼくは携帯の待受け画面をオリアンティに替えた。

オリアンティ・パナガリス。一度見聞きしたぐらいでは覚えられないフルネーム。
マイケル・ジャクソンのバックでギターを弾いていたあの女性。
普通そこに目ぇ行くでしょう。格好え〜と思うでしょう。
さすがに待受け替えるとこまで行く人、少ないかもしれませんが。わはは。
まー、その程度ミーハーなお調子者なわけです、ワタクシ。

で、年が変わって、話も変わって、「愛のむきだし」。
キネマ旬報の日本映画ベスト・テン4位にその名を見るまで、
ぼくは昨年、こんな映画が上映されていたことさえ知らなかった。
1位だと思っていた「空気人形」は6位、
それより上を行くってどんなよと、ぼくはにわかに興味を募らせた。

ちなみにキネ旬1位は「ディア・ドクター」。
2位「ヴィヨンの妻」、3位「劔岳」、5位「沈まぬ太陽」という塩梅。
さらに7位の「ウルトラミラクルラブストーリー」は、
ぼくがワーストに選んだ作品だったりする。うーん、なんだか。

とまれ「愛のむきだし」。上下巻、実に4時間。
なんやねんこのお馬鹿映画と思って観ていた最初40分が嘘のように、
満島ひかりが登場してからの展開にぐいぐい引き込まれてしまう。
なによ、このパワー。なによ、この衝撃。なによ、満島ひかりのこの可愛さ。
そして、なんだろ、彼女に対して芽生えた恋にも似たこの気持ち。

満島ひかり。
彼女については、かつて「プライド」を観たときに、
「鬼気迫る演技にぞくっと来た」と書いている。
つい先日は「クヒオ大佐」でも観た。
しかし、これはもう、これからはもう、誰がなんと言おうと「愛のむきだし」だ。
これしかない。これは最高だ。これが最高だ。これさえあれば他はいらん。

かくして、ぼくの待受け画面はオリアンティから満島ひかりに替わった。

ついでにいうと、この「愛のむきだし」、ロケ地のいくつかは我が地元。
公園も教会も海岸も徒歩圏内。思わずうひひと頬が緩んでしまったよ。
でも、茅ヶ崎にはフィルムコミッションとかないんだよなー。
あー、そういえば全編茅ヶ崎ロケの「海の上の君はいつも笑顔」も観とかないと。


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