2009年12月13日(日)

■ バカボンのパパがやって来た。

今月こそは3日に1度は日記を書こう、しかも続き物を書いてしまおう、
さしあたっては銀座をめざすも川崎で途中下車して以降の顛末、
などと思っていたらばとんでもない事態で、日記どころではなくなってしまったのだった。

近くに住まわせていた父親が、朝目が覚めたら足が立たないというのだ。
あららというんで、マダムが勤める整形外科に連れて行ったら、
整形的な問題ではなくおそらく一過性脳虚血発作というやつだろうと。
脳梗塞の、それは前兆であるらしい。

7年前に一度脳梗塞をやっている彼には今もかかりつけの医者がいて、
その受診日がすぐ間近、んじゃその時きっちり診てもらおうということに落ち着いた。
足の異常はすでに治まり、差し迫った問題ではなさそうだった。

ところが今日はくだんの医院に向かうというまさにその朝、
前夜に見聴きしたらしい幻覚についてろれつの回らぬ舌で語り始めた父は
突然スイッチが切れたように、外部からの刺激に一切の反応を示さなくなってしまった。
これは前回の脳梗塞の時とまったく同じ状況だつうんで、あたふたと救急車を呼びつける。

さぁ、そこからが今回の騒動の始まり。
どこへ行っても検査検査で、なにも進まない毎日。
身の回りのことが急速にできなくなっていく父。
それと反比例するかのように喋る喋る。
思い出話だけならまだいいが、時に幻覚、時に罵倒。
要するに支離滅裂。
あー、も−、こいつはバカボンのパパか。

そういうわけで、ぼくはちょっと疲れた。
猫、触りたい。


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