2008年02月12日(火)

■ ときどきまるで「L」だった。

永作博美という女優に、ぼくはまったく関心を持っていなかった。
いや、ずいぶんと若く見える人だなーとは思っていた。まー、その程度。
それが昨夏、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を観て以来、変わった。
初の主演作品を撮っていると知り、その公開を心待ちにしていた。

それが「人のセックスを笑うな」だった。昨日観てきた。
原作ではたいして見せ場のないエンちゃんが縦横無尽に動いていた。
というか、蒼井優にずいぶんと助けられているな、この映画は。
松山ケンイチはときどきまるで「L」だった。
今この時期、彼に白の長袖シャツを着せるのってどうなんだろう。

あと、ワンシーンの長さがぼくにはちょっと冗漫に感じられた。
どの場面もどの光景も、ここで切れ、ここでカットとぼくが念じるよりもみな長め長めに撮られている。
だもんで、ぼかぁちょっと居心地悪く、何度も尻をもぞもぞさせねばならなかった。
この137分ははっきり長い。
しかも、後半、永作博美は映らないし。

そうとも、ぼくは永作博美が見たかった。
永作博美を、ぼくはもっと見ていたかった。

 ☆彡

ところで、佐藤ゆかりという人は首が短いのか。
それとも、妙な襟の服ばかり好んで着ているのか。


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