2007年04月01日(日)

■ 許すという気に、ぼくはなれない。

先週末、観にいこうと思っていた「アルゼンチンババア」は結局、
これ行ったらフィギュア見てられないんじゃないかということに気づき断念。
やっぱキム・ヨナでしょう。キム・ヨナよねっ。あの所作の美しさ!
いや、もちろん安藤美姫はまったく見事で、ぼかぁもらい泣きしましたが。

というわけで、3月最終日にようやく今年6本めとなる映画鑑賞。
しかし、客は15人いるかいないか。前列の女性は半ばで席立ったまま戻ってこない。
テンポ悪いし、台詞よく聞き取れないし、理解不能な登場人物いるしで、まー、無理もない。
堀北真希が可愛いから許すという気には、ぼくもなれない。それは確かにすごく可愛いけれど。

が、最後の最後になって、ようやく報われた気がした。
エンドロールでテーマ曲が流れたそのときだ。
タテタカコという人が歌う「ワスレナグサ」。
誰もが知るアンデス民謡に詞をつけ真っ直ぐに歌われるその曲に。

劇中から堀北真希と鈴木京香の印象的なシーンを抜き出して、
それをこの曲のプロモーションビデオに仕立てたら、
まちがいなく本編以上の作品になるだろう。
それを予告編にしていたら、客の入りもちがっていたろう。

などという比べられ方をしてしまう映画は悲しい。
そんな映画を勇んで観に行ってしまうぼくも悲しい。
今のところ、今年一番おもしろかったのは「どろろ」ってどうなんだろうか。
しかも、次は「蟲師」が観たいってのは。


My追加?

  目次とか 前回とか次回とか 掲示板とか