2006年12月31日(日)
月に2本の映画を観、2冊ハードカバーの新刊を読み、 そしてシャッター押すだけの写真生活からの脱却を、 今年も目標にしていたような気がするが、 実現できたのは最初のひとつだけだった。
今年、ぼくは30回映画館に赴き、31本の映画を観た。 これぐらい観ておけば、お気に入りの5本ぐらいは選んでいい。 いいんじゃないかと思う。選んでも。 さすがに10本はおこがましいが。
というわけで、第5位は「間宮兄弟」。 妻からは「ひとり間宮」と呼ばれ、 その妻とセットで「間宮夫妻」と呼ばれるぼくは、 たぶん間宮兄弟と同類なのだろう。 まー、不名誉な部分まで似ているとは思いたくないが。
4位。「トンマッコルへようこそ」。 あんなふうに終わるしかなかったのだろうか。 もう少し演出のしようがあったのではないか。 などと残念がってしまうほど、途中の幸福感がいとおしい。 ずっと浸っていたかった。
3位。「プラダを着た悪魔」。 テンポのよさとアン・ハサウェイのキュートさ、 そしてメリル・ストリープの老練さの相乗効果。 脇を固めるキャラたちもよく描かれており、 どこを切り取ってもおもしろかった。DVD買うかも。
2位。「時をかける少女」。 せっかくの能力をくっだらないことに使ってしまう主人公に初め笑ったが、 後半きっちりぐっとくる。ぼかぁ、喉の奥になにか飲み込んだ。 原作をはるかに超えている。
1位。「フラガール」。 今年唯一、2度観た映画。 くどくて長くて説明過多な泣かせどころが気に入らないが、 それを補って余りある興奮のダンスシーン。 蒼井優がすごくいい。大好きだ。DVD買う!
でもって、好きになれなかったり、がっかりした5本。 世間の評価はけっこう高いものばかりだったりするのが不思議。 これは順位とかなくて、観た順番。
「THE 有頂天ホテル」、笑いのツボがちがってた。 「嫌われ松子の一生」、主人公の人生が肯定できない。 「ゲド戦記」、テーマ曲以外得るところのない駄作。 「虹の女神」、上野樹里なら「笑う大天使」の方がまだまし。 「メトロに乗って」、都合よすぎ。
ってことで、ではまた来年。 2冊ハードカバーの新刊を読み、 シャッター押すだけの写真生活からの脱却を、 来年こそは実現させたいものであります。
月に2本の映画は、まー、黙ってても観てるでしょう。
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