2006年06月04日(日)

■ 余韻にひたらせてくれたっていいじゃないか。

昨日、うらるちゃんと観てきたのは「花よりもなほ」。
思わず「風さそう」だの「いかにとやせん」だのとつぶやいてしまうぼくは、
中学生の頃だっけか、連続ドラマの「忠臣蔵」で毎回オープニングに詠まれてたんで、
浅野内匠頭のこの辞世の句はしっかり覚えてしまってた。
まぁ、知らないよりは知ってて観た方がいくぶんマシだと申せましょう。

が、赤穂浪士そのものをまるで知らなかったりすると、理解不能な点も多々あるかと。
たとえば、「キラのカンジャ」。キラキラ光っているような新人患者ではないぞ、これは。
岡田准一めあての若い子のなかにはそれが「吉良の間者」であることがわからない人もいそう。
っていうか、そもそも間者ってなんだよ、って話かも。

なんて、他人のことは、まぁどうでもいい。
この作品に対するぼくの、ほとんど唯一にして最大の不満は、音楽にある。
あえてミスマッチを狙ったのだろうなとは思う。オープニングは、だから許す。
しかし、やたら陽気で威勢のいいその曲をエンドロールにまた持ってくるのはいただけない。
もっとこう、なんつうか、しっとり余韻にひたらせてくれたっていいじゃないか。

そういえば、「単騎千里を走る」でも「ナイロビの蜂」でも、
席を立つことができないほどにエンドロールの音楽は素晴らしかった。
ぼくのなかで「花よりもなほ」は、まさにこの点で星を1個減らしたのだった。
途中ちょっとダレたけれども絵も話も悪くなかっただけに、最後の最後でこれは残念。

 ☆彡

前々回、誰か一緒に「けっ」と言ってくれんかと書いた「嫌われ松子の一生」、
うちの親父も観て来たそうで、さんざんにこき下ろしておりました。
まー、ミュージカル仕立てな部分に置いていかれたんだろうなとは思いますが、
なにもそこまで言わんでもというぐらい顔赤くして怒っておりましたな。
これだから年寄りは嫌だよ。わはは。


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