愛する貴女へ・・

2008年03月16日(日) あの時 あの時間に

用があって実家に行った。

自宅から車で1時間弱のところに実家はある。

以前俺が使っていた部屋はそのままになっており
俺は探し物を始めた。
押入れを開けガサゴソ。

ん?
昔のアルバム発見!
俺は探し物の手が止まってしまった。
生まれたばかりで母に抱かれている写真から始まり
七五三の写真、
野球小僧の小中学校時代。
色気づいた高校時代。
アルバムをめくる度に当時の事を思い出した。

当時の自分と照らし合わせて
「俺が幾つだから貴女は・・・」なんて感じで貴女のことを考えた。
更にアルバムをめくった。
免許を取って初めて買ったスカイラインの前で
すました顔で撮った写真。

次は・・
大学の時に友達と海に行って大笑いしている写真だった。
写っている友達もみんな笑っている。
その写真を見て
「何でこんなに笑っているんだろう?」
何で笑っているのかなんて覚えていない。
きっと面白いことがあったんだろうけど・・。
その1枚の写真を見つめながら色々考えた。
最近、こんな風にお腹を抱えて笑うことなんか無いよな。
写真のバックに写りこんだ見ず知らずのカップル。
この2人はその後、どうしただろう?
結婚したかな?
別れてしまったかな?
いずれにしても俺達と同じように年月が経っているわけで
年輪を重ねているんだよな。
ただバックの海だけはあの日と変わらずにいるんだな・・。
そんなアホみたいなことを1枚の写真から考えていた。

あの時の俺は当然貴女の存在は知らなかった。


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あの時、あの時間、貴女の人生にも存在していたわけだから。





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チャーリー [メール]



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