| 2010年11月29日(月) |
斉藤茂太『どんなグズもなおる本』★★★★☆ |
 『どんなグズもなおる本』 斉藤茂太
メモ。
「僕が忙しいときは、どこかでなまけたときなんだよね。」(p23)
「『自分にはなぜ、時間がないのか』をとことん考えて、どこで時間の無駄遣いをしているのかを洗い出し、行動パターンを改善したんです。忙しい自分から、ボチボチ忙しい自分になるために」(p23)
「頭の中で漠然と、『こういう行動はまずいよなぁ』と考えているだけでは、同じ過ちを繰り返すだけ。きちんと文字にしてリストアップするところから自覚が生まれ、改善に向けて行動を起こす意欲がわくのだ。」(p36)
「ポイントは、動作そのもののスピードを上げることではなく、時間感覚を磨くことである。 そこで提案したいのが、一つひとつの動作にかかる時間コストを試算してみることだ。」(p56)
「家事には、日々繰り返されるものもあれば、何日、何週、何ヶ月に一度程度の割合で取り組めばいいものもある。スケジュールを立てておくほうが、『やり残し』なくスムーズに進められるではないか。」(p73)
即答がいかに意欲を伝えるか。
「新しいことに挑戦するときに、もっとも大切なことは、現在の自分の能力を考慮してできるかできないかを予測することではなく、『やる気』があるかないかである。これを忘れてはならない。」(p125)
「人間というものは心躍るイベントが待ち受けていると、何とか時間に間に合うよう駆けつけるために『火事場の馬鹿力』を発揮できるからだ。しかも、集中力が高まるぶん、仕事が雑になることはなく、むしろいつもよりいい成果が挙がることも多い。」(p139-140)
「何だっていいのだ。とにかく自分が好きで得意なことをすれば、そのうち自信がみなぎってくるに違いない。 人は自信をなくすと、気持ちに余裕がなくなるために、行動力が衰える。そして行動できない自分に苛立ち、ますます心のゆとりを失う。 この悪循環を断つために、『やる気』が起きやすい得意な作業に没頭し、行動するなかで自信を回復させて、気持ちの余裕を取り戻す必要があるのだ。」(p166)
「自分に自信を持つこと、それが『やる気』を引き出すいちばんの秘訣なのだから。」(p166)
「自分を好きになる『鏡の前のセルフ訓練』」(p212)
「そもそもの間違いは、『いま』できることを、『後で』とか『いつか』といったあいまい時制に設定することにある。ならば、時制を明確に『いま』と限定することだ。『”いま”しかない』と思えば、やる気も起こってくるものだ。」(p225)
『どんなグズもなおる本』
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