| 2009年12月01日(火) |
『モノのために家賃を払うな!』 |
 『モノのために家賃を払うな!買えば買うほど負債になる!』 著者: あらかわ菜美 出版社: WAVE出版
「年とった時に、使えない、どうでもいいムダなモノばかりに囲まれて、気がつけば何も大事なものを手に入れられなかった人生なんて、まっぴらだと思いませんか。」(p207あとがきより)
そう思う方は一読をおすすめします。
心に残ったところ。
「モノを所有すればするほど、それを置くスペースが必要です。 私たちはつい、”モノは財産”と考えがちですが、とんでもない。モノは所有するだけで家賃というお金がかかる、ものすごい金食い虫であるとあらためて考えてもらいたいと思うのです。」(p17)
収納方法の正解。
「正しい収納方法とは『よく使うモノが取り出しやすく、また片づけやすい収納』です。」(p96-97)
広さやスペース効率ではなく、使いやすさを重視して決める。
捨てられない人の背中を押してくれるかもな言葉。
「あなたの宝物も、他人にとってはただのゴミ」(p104) 「誰もあなたのモノなどほしがりません。」(p105)
これからについて。
「モノは『いつか使うもの』ではなく、『いつか捨てるもの』と考えましょう。」(p105)
定位置のみならず、処分方法まで考えてから、ものを手に入れるようにすることで、安易にもらったり買ったりすることが防げる。
具体的な作業。 1.要らないモノを処分する。 2.自分の持ち物を把握する。
「モノを減らして生活をシンプルにするには、まず、あなた自身が『何を、どれだけ持っているか』を把握することがとても大切です。」(p122-123)
すべて書き出してみる。 大変だというなら、 「自分が管理できないほど持つことが、すでに分不相応なのです。」(p123)
書き出す過程で、またものは減っていく。気づくから。
今後増やさない工夫。
「何かを買おうかなと思ったら、とにかく『吟味し、検討する』こと。」(p166) 衝動買いはしない。 持っている、使っているイメージをする。 妥協はしない。
もらわない、ストックしない、買わずにすませる、モノは消耗品だと考える。
失敗もまた勉強。 今後の人生に役立つことができるなら、よい経験となる。
「モノを捨てるというつらい思いをしてきたからこそ、モノを持つことのムダやコワさがわかるのです。」(p173)
モノより思い出。
減らせば減らすほど、増えるもの。
時間、空間。満足感。
減らすことで豊かになる暮らし。
「人生80年、モノに縛られてくたくたになって生きるよりも、モノと共存して、穏やかに生きていきたいものです。」(p185)
どっちの人生を選ぶかは、自分次第。
「いつか自分も灰になる」(p206)
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