| 2008年11月15日(土) |
アン・モロウ リンドバーグ『海からの贈りもの』★★★★☆ |
 『海からの贈りもの』 アン・モロウ リンドバーグ 立風書房
心に残ったところ。
「しかしわたしは何よりもまず……(略)……わたし自身とひとつでありたい。それがわたしの望みだ。自分への責任や自分の仕事に、最善を尽くすために。」(p19)
「ものごとの核心を正しくとらえ、通俗的なことに足をすくわれることなく、自分の生活の核に、いつもたしかな座標軸があることをわたしは望んでいる。」(p19)
「にし貝のシンプルで、あるがままの美しさは、わたしに教えてくれる。答えのひとつ、あるいは問題を解決するための一歩は、自分の生活を簡素にして、気を散らす幾つかを切り捨てることなのだ、と。」(p27)
「海辺での生活でまず覚えることは、必要のないものを捨てることである。 どれだけ多くのもので、ではなく、どれだけ少ないものでやっていくか。 まず身の周りのことからはじめることだ。」(p28)
「そして、貝殻のように簡素なこの家に、わたしは、心から打ち解けられる友人しか招かない。そう、わたしは、人とつきあう際の偽善というものも捨てはじめている。 なんと、気分のいいことだろう。率直でないことが、暮らしていく上でいかに人を疲れさせるかということに、わたしは気づいた。」(p30)
「自分が自分の核としっかりと繋がっている時だけ、わたしたちは他者とも繋がることができる。(略)そしてわたしにとって、その核、あるいは内なる泉を発見するには、やはりひとりになるのがいちばんだと思う。」(p43)
「しかし、失望や驚きを伴うとしても、わたしたちをほんとうに豊かにしてくれるものはすべて、そういった未知のものであるのだ。」(p129)
今、この時期にこの本に出会えたことにも意味があるのだろうと感じています。
私は、なりたいと願う私に、なりたい。
そのためのヒントがつまった本でした。 折りにふれて読み返したいです。
『海からの贈りもの』
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