活字中毒のワタシの日記

2007年10月30日(火) 桜井 公子『どうして私、片づけられないの?―毎日が気持ちいい!「ADHDハッピーマニュアル」』★★★☆☆


どうして私、片づけられないの?―毎日が気持ちいい!「ADHDハッピーマニュアル」
桜井 公子
大和出版 (2004/03)

ADHDとは。

「注意欠陥多動性障害」のこと。
集中力、注意力、衝動性、多動性などを自分でコントロールしにくい脳のクセをもっている。

私自身がそうかどうかは診断してないのでわからないし、かなり思い当たることがあるけれど、ズボラなだけのような気もするし。

診断つくつかないよりも、生きづらさを減らしていけたらそれでいい。
(薬の服用が必要な人はもちろん診断が必要ですね)

ズバリADHDの人から、ADHDかなあ、という人、時々こういうことあるなぁという人まで、問題を前向きに捉えて対処していくためのヒントをわかりやすく教えてくれる本でした。

心に残ったところ。

片付けのコツ。これ、ものすごく重要。そしてできてない、と思いました。
書き出してどこかに貼っておこうかなと思ったくらい大きくうなづいてしまいました。

はじめたことは終らせる
完璧主義をめざさない
分野別に収納する
リミットを決める
「捨てる」痛みを感じる(P33-37)

「いつも首まで『やるべきこと』に浸かっている人生から、『自分が心身ともに本当にしたいと思うこと・必要なこと』をする、自分のための人生をめざそう。そのためには、『今、何をするか』『これから、何をしたいのか』を自分で調節し、決めていくこと』(p68)

具体的には、緊急ではないが重要なこと(手紙を書くとか)のための時間をあらかじめ確保しておくとか、忘れないように工夫するとか(手帳に書いて見返すとかブログを書くとか、10大ニュースもこれかも?)、追われてる自分がほっとできる時間をもつ、といったことがいいようです。

昔から、自分と周囲との「ズレ」をふとした時に感じることが多かったのですが、それってこれか!と思いました。

「ADHDタイプの人って、傍目にはぼんやりまったり見えるけど、頭の中は『最善を尽くすために必死』なことが多い。
理想はすごく高いのだ。ただ、行動が伴わないだけで」(p88)

エコ生活っていいみたい、と思ったら極端に走ろうとして、できなくて燃え尽きる、とか。しょぼいスクラップブッキングじゃダメだ、というわけでいつまでも写真が片づかない、とか。節約のために、とガソリン代使って遠くまで買い物、とかいった本末転倒な羽目になったり。
ブレーキとアクセル同時に踏み込んで煙が出ている、そんな状態。

著者の提案は、そんな不器用な自分を受け入れて、ハードルを下げようというもの。

生活の時間的、空間的、精神的コストを見直す。
例えば食洗を買う。それで財布は軽くなっても、心も軽くなればコストに見合った効果があったことになる。
これは8年迷った末にやっと実際導入した我が家ではいたく実感しています。

とにかく理想を高くもってしまいがちなADHDタイプは、理想と現実のギャップをしっかりと踏まえて、トータルでプラスとなる選択をするのがいいと著者はおっしゃいます。

ついつい買いすぎてしまう、買うことに満足してしまう(そして収納できない、使いこなせない、ガラクタとしてしまう。そして憂さ晴らしにまた買う、と)ADHDタイプへのアドバイス。

「1.必要なモノ、好きなモノだけに囲まれて暮らす」(p103)

2.から4.までも御役立ちですが、ぐっときたのは1.とこちら。

「5.『物欲ボード』を作る」

ボードを用意して、カードに欲しいモノを詳しく書く。写真などもあるとなおよい。
欲しい順番に貼付けて行く。
優先順位がチェックして、変更があれば変えていく。

ブログで欲しいモノリストを作ってますが、それと同じことですね。
あたかも買ったかのような気になれる。
買う前にじっくり考えられる。
本当は欲しくなかったモノを振り落とすことができる。
優先順位を考えることで、自分に本当に必要なモノがみえてくる。

こうしたコツを生かして、自分の衝動性ともうまくつきあっていきたいと思います。

立ち読みされるなら、P150からの「ADHDサバイバル15ケ条」だけでも参考になるかも。

いくつか私のぐっときたところ。

「長い目で見て、今のままでいいかな?」(p151)

「いつも『今一番大切なのは何か』ということを思い出せるようにしたい。」(p151)

「『完全でなくていい』と自分に言いきかせて、『やるべきこと』を一つ一つ区切りをつけて、仕上げていく練習を。」(p152)

「不得手なことはトレーニングをしたり、思い切って人に頼むなど工夫を。得意なことはちゃんと伸ばして、生かしていこう。」(p153)

「病気も放置しがちなので、生活の中でそれらを定期的にメンテできる習慣やリズムを作ろう。」(p154)

「『家族や友人と交流する時間』『自分一人でほっとする時間』など、仕事、雑事から離れる『時間枠』を作ろう。」(p156)

「職場、家庭、交友関係などで『居心地の良い、ここにいていいんだ、と思える居場所』をたゆまず探しつづけよう。」(p157)

そして一番大事なこと。

幸せにいきるために。

「以上のすべてを楽しんで自分らしくやろう」(p158)

どうして私、片づけられないの?―毎日が気持ちいい!「ADHDハッピーマニュアル」



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