活字中毒のワタシの日記

2007年05月12日(土) 中山 庸子『「夢ノート」のつくりかた―あなたの願いが、きっとかなう』★★★☆☆

「夢ノート」のつくりかた―あなたの願いが、きっとかなう
「夢ノート」のつくりかた―あなたの願いが、きっとかなう
中山 庸子
PHP研究所 (1998/09)

心に残ったところ。

「できないことや苦手なことを克服することに、喜びを感じないわけではないけれど、不得意種目をすべて根こそぎなくそう、というのは楽天主義に反する。それでは好きなことを楽しんだり、得意なことをより磨いたりするエネルギーや時間がなくなってしまう。」(p78)

おうちピカピカ手作り料理、でもママ眉間に皺寄せてしかめっ面、とおうちぐちゃぐちゃ手抜き料理(だったり外食中食だったり)だけどママニコニコ、だったらば、後者の方がいいでしょ?と著者はいいます。

私が鬱になって何もできなくてイライラごろごろポロポロ(涙)するばかりだった生活から、医者に行こう、なんとか治そう、と思えたきっかけはこれでした。

母親だったから。
私の人生がめちゃくちゃになるのはいいとしても、目の前にいるこの子どもたちの人生までダメにする権利は私にはない、と。
鬱かもしれなくてたぶんそうだけどまぁ生きながらえてはいる、診断は受けてない、母親として何もできない笑顔も見せられない泣いてイライラしてばかりの母親よりも、薬飲んでニコニコしている病気の母親の方が、きっと子どもたちにはいいはず、そうしなきゃ、と思ったのでした。

「人のせいにしなくても、ものに八つ当たりしなくても、無理に我慢しなくても、うまくいく魔法が『とりあえず』。」(p79)

5分だけやってみる、とか20%だけやってみる、とかよく聞く腰を軽くするためのコツ。
「とりあえず」やらない、というのはよくないと思うけど、「とりあえず」やってみる、というのは有効かと思います。

とても共感できたのは、手紙に関する記述。

「手紙もある種のプレゼントだ。」(p128)

かつては相当の手紙魔だった著者がイラストレーターとして、また文章家としての仕事をしながら手紙を書くことは減っていったけれど、その仕事は「読んでくれている人たち」への手紙のようなものだったといいます。
そして著者の元へ届く、読者からの手紙。

「誰に向けて書いたのか定かではないものの、確かにあの時、私は手紙を書いたのだ。」(p129)

ブログやウェブサイトへ書いた自分の記事にコメントやメールをいただけるのと同じこと。私も感想を送ったり、いただいたり。

私も心がけたいこと。

「機会を作ってまた手紙を書くようにしよう。懐かしく、ひとりひとりの顔を思い浮かべながら書く手紙。(略)もちろん、返事はうれしいけれど、かつての私のように返事をやみくもに期待して書くのではなく、さりげなく『たった今、あなたのことを思っていますよ、元気ですか?』とそれさえ伝わればいい手紙。そんなふんわりとした香りのような手紙を書いてみたい。」(p130)

そうそう、これこれ。
便利なメールに比べて、書いてから届くまでに数日かかる手紙のよさは、数日前に私のことを思ってくれてた人がいた、という喜び。「関心」のプレゼント、といったらいいのか。
貰っても嬉しいものだけど、簡単にさしあげることができるプレゼントでもあります。もっと簡単に手軽にそれができるよう、手紙箱をもっと使いやすくしていきたい。

「本当に優しい人は、かまえずに相手を受け入れてくれる居心地の良さを感じさせる。そしてそれでも自分の色を失うことなく立っていられる強さも併せ持っているようだ。」(p157)

昔読んだ中島梓さんの本の一フレーズが今でも忘れられません。
「柔軟でかつ確固たる自分でいることは難しい」
この箇所にもドキッとさせられた自分はやっぱり今でも「頑なでいい加減な自分」。

エピローグで著者から贈られる最後の言葉。

「小さな行動の積み重ねが、あなたをつくる」(p208)

突然降ってくる幸運を期待するのではなく、種を蒔き水をやる。毎日全てをでなくても、できることから、ほんの少しの行動を積み重ねることが、遠くて届かなかったゴールへと運んでくれる。

具体的な夢ノートの作り方も載っています。
これを参考に、自分のやりやすい方法を試行錯誤しながら見つけて行動していけたら、きっと変われる。
私が始めてみた『夢を叶える10大ニュース』もきっと同じ。

夢の実現のために必要な小さなことを見つけ書き出しやってみる。

少しずつ、近づく夢。なりたい自分。

わくわくしながら、楽しみながら、少しずつ。
笑顔の自分でいられるように。

「夢ノート」のつくりかた―あなたの願いが、きっとかなう



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