| 2006年05月01日(月) |
三崎亜記『バスジャック』★★★☆☆ |
 『バスジャック』 三崎 亜記 集英社 (2005/11/26)
『となり町戦争』の著者による、7つの短編集。
期待は裏切られませんでした。満足。
面白かった順に並べると。
「二階扉をつけてください」 「動物園」 「バスジャック」 「二人の記憶」
面白かったとまでは言えないのは、 「送りの夏」 「雨降る夜に」 「しあわせな光」
とある町内に妻とともに2年前に引っ越してきた僕。 この町は、どの家にも二階に扉がついていた。 近所のおばさんにもうるさく言われ、いざつけることにしてみたが…。
『二階扉』のラストには、いたたたっという気持ちにさせられる。
『二人の記憶』では、記憶がすれ違う彼女と僕。 壊れて行く彼女。 もしかしたら、壊れているのは彼女ではなく、僕なのかもしれない。 足下が突然揺らぐ怖さ。
なさそうでありそうなちょっと妙でちょっと怖い世界を描かせたら三崎亜記さん、抜群。
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『バスジャック』
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