| 2005年07月11日(月) |
京極 夏彦『嗤う伊右衛門』中央公論社★★★☆☆ |
京極 夏彦 中央公論社 (1997/06) 売り上げランキング: 163,187
おすすめ度の平均:   大人の恋愛小説  全てが美しい。  美しい話でした。
面白かったです。 お岩さんと伊右衛門とのラブストーリー。 でも、ラブストーリーとわかるのは、ほんとに最後の最後。
それまではなんだか暗い雰囲気で暗い話が展開していく。
にこりとも嗤わない寡黙な浪人武士伊右衛門と、病によって顔の半分がただれてしまった美しく、でも気位の高い武家の娘お岩と、人間か?とずっと疑問に感じる心身ともに醜悪な伊東、そして翻弄される周囲の人々。
ちょっとホラーもあったりして、ぞくぞく。
最後まで読まないと、面白さはわからないです。 というか、一番面白いのが最後だから。
読み終えてちょっともだえたくなる一冊。 暑い夏の夜にはおすすめです。
嗤う伊右衛門
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