刑法奇行
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2009年03月13日(金) 方丈記から豊饒記へ

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にはあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」

先日、深夜テレビで黒澤明の「まあだだよ」が放映されていたが、主人公の内田百聞の愛読書が方丈記だった。

時はドンドン通り過ぎ、後戻りできない。世の無常を唱えたものだ。
しかし、「後戻りのための黄金の橋」はないのであろうか。否、これはあると思う。

昨日、元受刑者の社会復帰の問題について、某社からインタビューを受けて、いろいろ考えさせられた。
就労支援についての関係機関の連携等、対策は徐々にスタートしていることは確かであるが、社会の受け皿は、われわれ個人や地域社会に、そもそも受け入れ態勢があるというのが前提であろう。

キーワードは、社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)、地域に根ざした正義(司法)(コミュニティー・ジャスティス)、そして、修復的正義(司法)(リストラティブ・ジャスティス)であろう。
これらをじっくり考えてみたいと思う。

方丈記から豊饒記へのチェンジである。

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