深夜1-2時だってエレベーターに乗る人は沢山いる。今朝、駐車場の空きスペースの真ん中に黒い革靴が一組、きれいに揃えて置いてあった。学生マンションとはとても奇妙な場所だと思う。若者達の欲望やら熱気やら無気力さやら退屈やらで時空がちょっと歪んでいる気がする。午後、買い物から帰ってきて静まり返ったマンションの廊下を歩いていると異次元に迷い込んだような気分になる。みんな一体どこに行ったのか。何をしているのか。生きているのか。深夜2時、駐車場からは星がよく見える。