青の階

2004年10月12日(火) 美術探訪覚書

連休を利用して、美術めぐりをしてきました。

倉敷:大原美術館
何回目かの訪問ですが、
フレデリック「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」と
フォンタナの有名なあれをもう一度観たいと楽しみにしていました。
「大原美術館展」という展覧会のため貸し出し中の作品も多く
フォンタナのあれも観れなかったのですが
フレデリックの絵はあいかわらずの迫力だったし、
思いがけずポロックに惚れてしまったり、
得るものの多い半日でした。
(ポロックの使う黒はなんだかタールを連想させる)
(あの黒を見つめているとざわざわしてくる)
(叩きつけられた絵の具の軌跡を見ていると何かを殴りつけたくなる)

香川:直島
島全体(?)がアートに満ち満ちている素晴しい所。
安藤忠雄設計の地中美術館と”家プロジェクト”を巡ってきました。
わたしは”作品の中に入り込んで体験する”というパターンがすきなんですが
ここでは美術館全体が作品となっていて
どこにいても何かを感じることができるようになっていました。
建物も作品も光の具合が絶妙で
特にジェームズ・タレルの「南寺」は
しばらく忘れられそうに無い傑作でした。
古い町並みも趣があり、ぜひまた訪問したい場所です。


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