経る時・・・

もくじかこみらい

日が経ちました。「経る時・・・。」を書き始めて 日目です。


2008年05月12日(月) 父の命日・・・ あれから10年・・・

あれから、10年が経った。普通でも「10年一昔」というがいろいろあった。

父の死後、たった4ヶ月で、取引先の夜逃げ・倒産に巻き込まれ、事後処理に5年かかった。
実際には、影響は現在も続いている。まあ、これは仕方がないというか、時の流れの中でのこと。

ちょうど、平成8年に肺癌を罹病し、平成10年に没した。かなり辛かったと思う。
ぴったり、10年後の、平成18年に、僕が脳腫瘍を罹病し、やはり、20年までかかっている。

でも、父のように、手術ができない状態の病気と、多大な危険が有りながらも、何とか手術できた
僕の場合とでは状況も違うだろう。治らないというのは死の宣告だし。

父は、「何で、俺が?」と、屋上の趣味の山野草を見ながらで泣いていたというが、そうだろうと今は思う。
僕もそうだった。命の期限を告げられるというのは、とても辛いことだ。

父がいなくなり、僕が経営を任されながら、3年で、元の社名の戻した。
倒産した会社をイメージする、「オーテクパーツ(株)」から、「(株)足立光機」へ。
父が、決めた社名。僕が経営するにあたっての意地でもある。

乗り越えてきた障害はとても大きく辛かった。父がいればと、思うときもある。
男にとっては、父というのは、目の上のたんこぶの反面、大きな壁で目標でもある。

80歳くらいでも、工場に出てきて、口出しして、煩いのかと思ってたんだけどね・・・


残念だ・・・ とても・・・


夕刻、家内と近所の菩提寺に墓参りに行く。最近、来てないな。手入れが悪い。
こちらも、病気をしていたから仕方ないとはいえ、月命日には出来るだけ掃除に行くことにしよう。


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