今日、保険屋さんが来て、こんなことを言っていたけれど・・・。

『名前に【道】を背負う人は、苦労している人が多いですね』と・・・。

σ(^_^;の名前は『正道』確かにねぇ・・・。


自分の作った負債ではない。私財すら、ことごとくつぎ込み、貯蓄など無い。
国のバカな施策、最低資本金法の改正時、会社の最低資本金の不足充当を
したのは僕の結婚資金だった。（どうせ結婚などしなかったから無用の用意だったが）

おそらくは、平成１０年以降でも、少なくとも４回以上は会社の存続の危機に立っている。

・取引先の倒産（経営者自殺）
・父親の病死・会社の継承
・得意先の夜逃げによる、手形焼き付き・仕事の途絶
　（負債総額１０億超　不渡り3600万）
・破産管財人に寄る、債権回収・和解処理（帳簿上2億超）
・国税局による修正申告・重加算税（5600万）
・都税事務所による修正申告・重加算税（900万）

よくもまあ、半年の間にこれだけのトラブルが・・・。
ふつうだったら、５〜６回、倒産している・・・。
税務上の処理が一息ついたのが、やっと昨年のこと・・・。


でも、そのたびに支えてくれる人がいた。

黙って、１００万円の小切手をくれた人。
自分の会社を、譲ってくれると言った人。
僕を含めて全員を受け入れてくれると言った会社。

精神面でも支えてくれた友人、ネットの仲間。

特に、仲間がいなければ、精神的に崩壊していただろう・・・。

会社経営をして苦しんだ人なら一度はあるかもしれないが、高速道路で、
「あぁ、このまま、ハンドルを力一杯切れば、死ねるな・・・。」と思ったこともある。
そう、経営者保険や、生命保険がでるからね・・・。

こんな状態の最中でも、人の悩み事や、トラブルの相談に乗っているのだから、
お人好しというか、バカというか・・・。これも、父からの遺伝かもしれない。

会社が危ないのに、離婚の調停とかやってたなぁ・・・（苦笑）

日記での精神的混迷もこの辺が原因だと思う。
自分の大切な友人への思い入れが強く、喪った時のショックは計り知れない・・・。

日記を書き始めた理由も、支えきれなくて苦しみを書いていたのだろう・・・。


幸いにも、純粋な負債は1000万を切っているだろう・・・。

叔父は昭和３３年。プリンスライターの倒産に巻き込まれ、命を絶っている。娘を３人を残して・・・。
会ったことのある人ではないが、とてもではないが、同情の余地もない。
その会社を継いだのは父であり、叔母や姪たちの面倒も、見ていたのだ。

たぶん、今の僕の方が、背負ってきた物は重いよ・・・。
だから、軽蔑の気持ちしかない。申し訳ないけれど・・・。

父の代でも、マミヤカメラの倒産に巻き込まれ、家・第二工場・アパートを手放している。

大きい会社は、会社更生法等で、安穏と今も存在するが、中小は潰れれば、自己責任。
あまりにも不条理だが、これも世の中の常だろう・・・。



弟は、何の苦労もなく、３男は、結婚し、マンションを買い、犬を飼い、
次男は、趣味に明け暮れ、まるで居候だ。朝しか会わない(^^;)

とても不公平な気もするが、これも自分の人生・・・。後悔はしないが泣きたい時もある・・・。

でも、人には恵まれ、友人に支えられ、仕事相手に恵まれ、運に恵まれ、生きてきた。

テキストに書いてみると、とても波瀾万丈な人生。でも、それもまた楽し・・・。

生後４０日で終わっていたはずの自分の人生。これも、運命と受け止めて、
精一杯生きるしかないのだろう・・・。

そして、今、また、転機を迎えようとしている。

不安と期待。葛藤。でも、明日を見られるだけ幸せかもしれない。