経る時・・・

もくじかこみらい

日が経ちました。「経る時・・・。」を書き始めて 日目です。


2002年10月13日(日) F1がつまらないのは・・・。

2002年鈴鹿 1分31秒317 今年の鈴鹿の予選タイム・・・。

5位に佐藤琢磨が入って、ファンはお祭り騒ぎだが、レース的には、
非常につまらないレース。というか、3年連続、フェラーリが勝つのはいい。

だが、前戦で、ゴール前で、露骨に2位のR・パリチェロに優勝を譲るなど、
チーム内での競争がない。ただ、コンストラクターズポイントの記録がほしいからだけなのだろうか。
2番手のバリチェロは、嬉しそうじゃなかった。当たり前だろうけど。


1980年代末〜1990年代初頭にかけて、ホンダが、年間で、1戦をのぞいて
優勝すると言うことがあった。今年のフェラーリと似ているだろう。

ただ、A・プロストとA・セナのチームメイト同士が、しのぎを削って、
戦い合ったから、毎戦、緊張感のあるものだった。
結果、双方、譲り合わないでクラッシュということもあったろうけど。

確か、1988年のA・セナの鈴鹿の予選タイム。 1分38秒041
今だと、何でもないタイムだが・・・。
オンボードカメラでの映像で、感情移入してしまって、ものすごく興奮して
いたのを覚えてる。LDが残っているけど、今見ても、すごい走り。
シケインの飛び込みで、テールを振っているのを押さえ込んでいる。

手に汗握るというのは、こういうことだろう。

今年は、どのオンボード映像を見ても、そんな気持ちにはならない。

セナのころは、特色有るドライバーが多かったし、ドライバーの癖が
大きくレースを左右した。

まあ、マニュアルミッションの時代だし、エンジンも違うだろうけれど。

トランクションコントロール・セミオートマチック・双方向テレメトリー
システムによる、レース中の設定変更。ドライバーの力の差よりも、
マシンのテクノロジーの戦いか・・・。
そういえば、以前は、排気音でマシンの区別が付いたけれど、今はほとんど
同じ音がする・・・。

M・シューマッハ・・・。速いけれど、それこそ、おもしろくも何ともない
レーススタイル。戦わないF1からは、スポンサーも離れていくだろう。


来年は上位チームにウエイトハンデをつけるなんて、言っているけれども、
どうなるのだろうか・・・。


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