ウチの前までクルマで送ってもらう。
あたしはヒトリ クルマから降りる。
なおきは クルマで行ってしまう。
あたしはヒトリ 家の前。
突然襲われる サミシさ。
走って クルマの後を追いかけようか?
いますぐ電話したら 戻ってきてくれるかな?
その場で 泣き崩れてしまいたくなるような
そんな気持ちになってしまう。
なんとか部屋までたどり着いて
ベットの上に座り込むと
どうしようもなく 泣きたくなって
ヒトリじゃ生きていけないような そんなかんじ。
なおきに電話をするけれど
特に用があるわけではなく
特に何かがおきたわけではなく
あたしの ナニかが おかしいだけ。
でも、ナニがおかしいのかわからない。
いつもの あたしじゃないのはわかる。
でも、どうして?
どうした? あたし。
なおきは あたしを好きでいてくれる。
アタマでは わかってるつもりなのに。
なおきは すっごく優しいのに あたしがダメだから。
こんなあたしじゃ なおきに嫌われちゃう。って
そう思い始めたら もうダメで。
泣きたくて でも 泣けなくて。
電話したって なおきを困らせるだけだ。
なおきを困らせたら 嫌われちゃう。。。 って
そのくり返し。
なおきがいなきゃダメなのよ。
側にいてくれなきゃ不安なの。
ヒトリはイヤ。
でも、いつも側にはいられないでしょ。
いつもはへーきなの。
ヒトリでもへーきなの。
でも、ナニがきっかけか わからないけれど
突然 襲われるの。
ヒトリでいるサミシさに。
また いつそうなるかと思うと
それがまた 怖くて。
『 近いうちにゆっくり話そ。
えりが不安に思っちゃうのは なんか原因があるはずだし
その原因がわからなければ どうにも進まないしさ。
話して 不安が解決するように じっくり話そ。』
なおきは そう言ってくれたけど
原因なんて わからないよ。
なおきを失うのがコワイ。 それだけ。
もっと 自分に自信を持たなくちゃ。
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