超雑務係まんの日記
DiaryINDEX|past|will
逢ったとしても きっと昔の出来事ばかりだろうね。
話したとしても きっと昔の話題ばかりだろうね。
だって、共通のどうでもいい過去を探さなければ、 上手く会話が流れないもの。
こんな事あったね、あんな事あったね、って。 せいぜい20分で済んでしまう。
ふと考えてしまう。。。 今を語れないのは、自分の今がツマラナイからじゃ? って。
日々の満たされない想いはスラスラと出てくるくせに。 これからについては、どうしてモゴモゴする?
未来、といってしまうと大げさだけど、 先の話につまってしまうのはナゼだ?
10年後、20年後、といった将来的なものじゃなくたって、 来月、来週、いや明日だって構わない。 例えば、 明日のランチはシナーにしよう、来週はあそこの焼肉行こう、 来月は会議しに東京行ってしまうべ、来年はグアムだぜ。。。 みたいな、ささいな事で十分恥ずかしくはないんだ。
たとえ実行しなくたって、考えばかりが先走っていると、 必然的に後ろ向きな考えをするヒマもありゃしない。
魅力のある人は、やっぱり前へ思考が傾いている。 だから、この人はどういう生活をしてきたのかな、って。 逆にその人の昔が知りたくなってしまう。
相手の以前に興味がない場合、きっと魅力を感じていない。 自分の以前に興味を持たれてない場合、恐らく。。。
誰だって、腐った日々の話なんて聞きたくないし、 ましてや、そんな人の過去なんぞ、なおさら耳をふさぎたいし、 当然だけど、先の話題なんて一緒にするのは、まっぴらゴメンです。
こんな事あったね、あんな事あったね、 っていう仲良しグループなら、いいと思うんですが、 しかし、 そんな関係性を求めている人が本当にいるのだろうか。
________________________________
橋の手すりの一番下の段に乗って身体を乗り 出し、下をゆっくり流れる川を眺めていると、 ふいに、知っていなければならないことはも うみんな知っているんだってわかる。
(『クマのプーさんの知恵』A・A・ミルン著 吉田利子訳 PHP研究所』
|