たま日記
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2005年10月19日(水) 本気

で。

困ったなー。
びるだー様、いたくご立腹(?)
アップ出来ねー。
ので、こうして日記にチマチマとネタを書いていく…。
まぁ、このまま日記サイトになったとしても…誰も困らんだろう。
うん。

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歩みを止めたリンディス様の視線を追うように空を見上げ、私はその眩しさに目を細めた。
雲間から差し込む光と、赤く染まった空が綺麗だと。
そう思った。

一陣の風が草原を柔らかく波打ち、頬を撫でていく。だが、その風は涼気よりも冷気を一層感じさせるもので、やがてこの地方にも冬が訪れる事を静かに教えていた。
そして、私はようやく自分の身体が随分冷えている事に気付き、隣で佇む彼女の身体もまた冷えているのではないかと思いその手を後ろから握ってみた。
他人から与えられた温かみを自分の身体で知った彼女は背中越しに私に振り返り、そして小さく微笑む。
当然だが握った彼女の手はとても冷たくて、ただその手の冷たさが私は酷く気に入らなかった。私は握っていた手を離し、彼女の前に立ちその細い手首を痛くないように掴むと、迷わず指の付け根に唇を当てた。
「ケント?」
驚く事は分かっていた。
でも、嫌がらない事も知っている。
だから止めなかった。
通った鼻筋が好きで、長い艶のある髪が好きで、綺麗な鎖骨の形が好きで、万緑を写した瞳が好きで、炎のような強い意思が好きで、誰にでも優しい所が不満だけど好きだ。
でも一番好きな所は手で、もっと好きな所は唇が触れている指。

指の付け根から唇を離さず、ただ黙って私は目線だけを上げてみた。
視線が絡んだ途端、差す夕日とは別物の赤みを頬に浮かべたリンディス様を見て、彼女自身への独占欲が刺激されたとしても、誰が私を責められるというのだ?
「ケ…ケント…」
彼女はそれだけをようやく呟くと、後は物を言う形に唇を動かすが、それはただ口内で水面に浮かび上がった泡のように弾け消え去っていく。そしてついには顔を赤くして口篭ってしまい、その態度に私は大いに満足を感じるのだった。
主君に対してする臣下の態度としては非礼極まりない。
だが、何に対して何を非礼とするかは、実は決める側の人間性に頼る所が大きい。
そして、私は今の自分の行動が今の彼女にとって『非礼』にならない事を十分承知しているのだ。

彼女より通った鼻筋、彼女より長く艶のある髪、彼女より綺麗な鎖骨、彼女より深い緑の瞳、彼女より強い意思、彼女より優しい気持ちを持った人間はきっと何処かに居る。
でも。
幾万の手が目の前に転がっていても、きっと目に留まって拾い上げる手はただ一つ。
今、自分が握っているこの手を私は選ぶ。

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あるサイトさんの所で見た、ケンリンの一枚絵にずっきゅん。胸きゅんきゅん。
ケントが視線を逸らさず、リンの指の付け根にキスをして「愛してもいいですか?」って聞いてるの!!(イラストでは英文になってるけどね)
ぎにゃぁー!萌えーーーー!!!ハァハァ!!
リンの少し驚いたような狼狽してるような表情と、ケントの真摯な表情がたまらんっ!
支援Aでも「いいえ。この手を離すわけにはまいりません」って言ってるし。
きっとリンの手に執着があるんだよ!この男は!←落ち着け
そんな絵を見て、何時か指チューの話を書こう!と思ってやっと書いた話。

そしたら、ケントの性格が面白いぐらい違っちゃった。何だか変質者っぽいよ(笑)
もちょっと、ラブラブしてる話のつもりだったのに。
最近こんなんばっか。


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