クレームのことを店長に話した 自分の胸の中に収めておけなかったのと 言いたくなかったけれど、自分がこわれそうなのを 止めてくれる人がほしかったのと 名前を聞かれたので言いたくなかったけど言った それについてはなにも返答は無かった そのあとで杉原さんが店長に対して恋愛感情を持っていることを 率直に話し、私がそのことで集中力を失っていることを話したら 「自分は職場恋愛をする気持ちはないし、彼女の気持ちを受ける 気持ちも無い。プレゼントを拒否しなかったのはそこまで冷たくする 理由が無かったから」と言った。恋する人には冷徹な言葉だろうけれど わたしにはすごく理性的に聞こえた。 自分を穏やかにガードしている冷静な人物、 言い訳をしない自己を強く持った男の姿を見た
「自分は今の部下が皆かわいいと思っている」という、心に響く言葉を初めて聞いた。「やっと言ってくれましたね。その言葉を聞きたかったのです」と自分の口が言っているのに気づいた。店長を誤解し、疑い、怖がっていた自分が変わっていくのを自分自身で感じながら、この数箇月で店長が次第に柔らかく人間的になってくるのも感じていた。それを杉原さんが来たことで変わったと思い込んでいた自分が間違いであることを知らされた。誰かの力で人が変わるなんてことはその人にとっては屈辱なのだということを知らされた。店長は表に出さずに努力していたのだと言うことをその言葉で感じ取った。
ただ、杉原さんに店長が優しくするのは、彼女の抱えている心の闇を知っているからだろうと思う。本当はやさしい人なんだということは少し前から分かってきていたけれど、このまま彼女のことが好きになっても私は良いなと思う。 今はその気が無くても・・・ そうなるにはどちらかが今の職場を離れなければならないのだろうな。
今までのつかえがとれたのを感じたとたんなぜか涙が出てきてしまった 「泣かなくてもいい」と店長に言われてしまった 「店長の言葉に感動してしまいました」なんて言っている自分 穴があったら入りたい・・・ でも、静かな気持ちで店長と話せて仕事納めとして今日は最高の日だった
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