| 2002年07月17日(水) |
わたしはあなたにふさわしい 白いバラ |
宮尾登美子の「クレオパトラ」を読み終わった プトレマイオス朝の最後の女王 絶世の美女 カエサルとアントニウス二人の三頭政治家を手玉にとった女
そのくらいしか知らなかったクレオパトラが この小説では一人の堅実な娘、恋する乙女 辣腕政治家という三面から描かれていて ものすごく身近に感じられた。 本当の母の顔を知らず 兄弟の親しい交流もなく育ち エジプト王朝のしきたりによって弟と結婚させられてしまう エジプトには女王というのはないのだそうだが クレオパトラは、愚かな弟の言うなりになって 王妃のままでいるのを嫌った ローマの威を借る シーザーやアントニーの 恋人になって相手を操るような 女としては恥?の行為をする
クレオパトラが 自殺の手段に選んだのがアスプ いつでも毒を身につけていた女王が 服毒を選ばなかったのは 王は戦って死なねばならない そう父に教えられてきたからだった。
エジプトのため、子どものためという 矛盾にさいなまれるクレオパトラが 私には強い女として映った。 反面で、ローマ人を頼らねばならなかったという 弱さも持っていた女だったのだ
エジプトはナイルの賜物 古代のエジプトは 今とは全く別の富める国 あでやかな国だったことがとてもよくわかった
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