羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦

2002年04月28日(日) 神秘な心  サクラソウ

イングリッシュローズの庭で
を読み終えた。
少女の成長を描いているのだが
戦時中の恋、未婚の母、私生児
の問題が出てきて
現代にも通じる
女であることを悩み、誇りに思う
少女の愛の物語に変わっていった

中でも、疎開先のコテージの
ひと部屋に隠された狂人ヒルダの
日記に、未婚の母であることを理由に
精神病院に押し込まれ
子どもを取り上げられてもなお
自分を見失わない努力をし
死ぬまで自分の力で生きた
その記録に心を打たれた

少女ローズの恋愛と
未婚の母であるドットとの出会い
彼女のお産にたった一人で立ち会って
子どもを取り上げる場面
などは、ヒルダの生まれ変わり
とでも言えそうな行動だった。

ヒルダもローズも裕福な階級の出身であったけれど
周囲の拘束や、偏見に打ち勝とうとする
心に拍手を送りたい。


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