スタンドから眺める木漏れ日
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2004年04月12日(月) 最初は

昨日の父の誕生日にあわせ、ケーキを買ってきた。
数種類のプチタルトの詰め合わせだったので、
しらたま家の流儀にのっとって家族じゃんけんを行った。

この家族じゃんけんというのが曲者なんである。
話し合いで決めればスマートに解決する問題を、
わざわざ弱肉強食方式で決めることはないじゃないか、と私は思う。
しかし、そもそもこの方式を取り入れたのは我が母上である。
強者の決定を、弱者はただ黙って受け入れるしかないんである。

ちなみに、いかに誕生日といえど、父にも優先権はない。

というわけで。
じゃーんけーんぽんっ!!

狙っていたケーキは、目の前で3つともなくなっていった。
あぁ、また今回も私が貧乏くじをひいてしまったのね…。
仕方なく、最後に残った美味しそうなケーキを手に取る。

ところが、食べても食べてもわからない。
おいしいんだけど、何の味かと聞かれると答えられないんである。
usaさんに1口食べてもらうと、ようやく答えが出た。
「これ、マロンでしょ」
普段、私が何となぁく敬遠している類のもの。
わからないのも無理はない。

美味しいものを食べても、満足感が得られないというのは
何だか物悲しいものである。


Shiratama Akkey |MAILHomePage

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