スタンドから眺める木漏れ日
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昨日の父の誕生日にあわせ、ケーキを買ってきた。 数種類のプチタルトの詰め合わせだったので、 しらたま家の流儀にのっとって家族じゃんけんを行った。
この家族じゃんけんというのが曲者なんである。 話し合いで決めればスマートに解決する問題を、 わざわざ弱肉強食方式で決めることはないじゃないか、と私は思う。 しかし、そもそもこの方式を取り入れたのは我が母上である。 強者の決定を、弱者はただ黙って受け入れるしかないんである。
ちなみに、いかに誕生日といえど、父にも優先権はない。
というわけで。 じゃーんけーんぽんっ!!
狙っていたケーキは、目の前で3つともなくなっていった。 あぁ、また今回も私が貧乏くじをひいてしまったのね…。 仕方なく、最後に残った美味しそうなケーキを手に取る。
ところが、食べても食べてもわからない。 おいしいんだけど、何の味かと聞かれると答えられないんである。 usaさんに1口食べてもらうと、ようやく答えが出た。 「これ、マロンでしょ」 普段、私が何となぁく敬遠している類のもの。 わからないのも無理はない。
美味しいものを食べても、満足感が得られないというのは 何だか物悲しいものである。
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