メゾニキ。


2008年10月17日(金)  episode.
今更ですが。何か続くものを感じるので、episode.はこれで一旦終わりとします。
がっ、今回の内容は、決してepisode.の全てではない、ということだけ強調しておきます。

※長文なのとあまり良い内容とは言えないので、容認して下さる奇特な方だけ見て下さい。
それ以外は受け付けません。(ぉ











戻ってくる人がいれば、去っていく人もいる。
わかっちゃいるし仕方のないことだけど、やっぱり何かがぽっかり抜け落ちたような感覚。
どうしてこの時期はこんなにも気持ちがry。

えぇホントきりがないよ。もう。


昨年の夏の終わり頃、昔の元仲間がリネの世界から消えました。
アカは残っているでしょうけれど。
その人はリネ以外にもリネとリアルを兼ねたブログを書いていてプレイ暦は長く、
知り合いも多く、順風満帆いつでも楽しいリネをプレイしているかのような人でした。
消える数日までは。
それは第三者的以上な、ホントごく一部の光景として。

最初の出会いはまだあの人がlv50くらいだったでしょうか。
本格復帰し、あっという間にdkになった頃くらいから交流が増え、
まだlvの低い(lv49-50の頃だったかな・・・)私をptによく呼んでくれました。
「○○(boss)まだ見たことない? メンバー集めるから今度行こうよ」と言っては、
よくボスフロアへ連れて行ってもらいましたネ。
チャットでわいわい話しながらもptメンバ皆しっかり役割をこなし、
止まることのない狩り方で経験値も良いという、
理想的なptハントで大好きでした。

それがいつからか、あの人のptメンツの揃え方が少し変わってきて、
例えば4人で十分に行けるような狩場で前衛少数のWiz2-3人+NB2人↑
(大体ツアー並みのフルpt)だったり、行く狩場にしてはバランスが良いとはいえない
集め方をするようになり、そういう楽なptになると、チャットばっかりやサボりだす人が
出てきて、どんどんダラダラ狩りになっていきました。
となるとptの役割の負担が偏っていき・・・、
まぁ疲れる狩りになっていたのです。
 別に皆でわいわい雰囲気が嫌い、という意味ではないですヨ。念の為。
 あの人の誘いはボス狩りばかりだったので、長時間索敵する以上
 サクサクいきたいもので。
 わいわいとダラダラを一緒にはシマセン。

話が少し逸れたような気がしますが進めます。

そういうスタイルになってからあまり参加しなくなり、交流が以前より
薄くなってきた頃、あの人が自分のいるクランにやってきました。
当時前衛不足だったクランだったので、自分も大歓迎でした。
それにクラハンでも、ちゃんとptハントを考えて動ける人だったので、
とても頼りがいのある人で。

今思えば、あの人との思い出の中で一番キレイな時期だったのかもしれません。
その当時、あの人がやってくるのと同時にブーム?になったのが、リネ婚でした。
リネの中だけでのネタ婚。ゲームとして、遊び感覚のかるーいもの。
あの人は当時同じクランのWizさんとネタ婚し、それは仲睦まじいものでした、
ネタっぷり全開で(笑)
「めぞにも!」と勢いは私にもきまして。
自分には縁のないシステムだったのですが、すごい勢いでしたね。
その時紹介された人が、今でも付き合いの続く仲間になろうとは思ったような
思わなかったような・・・(笑)
かけがえのない存在の一人になりました。
K(あの人)、D(私)、NB、Wと見事な構成で、本当にどこでも行けるって
思わせてくれるメンバーでした。
本当に楽しかった。このままこのクランで、皆で強くなっていけるって思ってました。

それがどこからか少しずつ狂ってきて。
クランのこと、アジトのことでちょっとずつ空気の違いを感じてきた頃。
(↑以前日記で書いたので省きます。)
また更に決定的なことが起きてしまったのです。

ある日、あの人とクランの数人で50Fへ行ったとき。
通路で運良くクーガーを見つけることができました。正確には、
バフォ変身が引いたクーガーと大量の雑魚でしたが。
速度の違いであっという間にタゲを見失った大量の雑魚がこっちのptに向かってきました。
もう修羅場ですね。後ろからも前からも画面埋め尽くしそうな数のモンス。
それであの人の取った行動は、画面からとっくに消えたクーガー連れのバフォ変身を
「見失ってしまう」と言って真っ先に追いかけることでした。
まだ当時オクスカ変身で弓を打っていた自分が、もっと前衛らしかったら、
少しは状況は違ったんでしょうか。
当然ptは散り散りになり、END者が出たりの壊滅状態でした。
あの人も結局雑魚を押し付けられ帰還しました。
mpkをしたバフォ変身のことを悪く言うあの人でしたが、私はptを捨て、
迷うことなくボスにめがけて行ったあの人に驚きと失望でいっぱいでした。
それは自分だけでなく、残されたptのメンバーもそう感じていて。
この辺りには、あの人はクランを脱退していました。

暫くして、その時のメンバーがリアル都合とクランの環境に区切りを決め引退されました。
後で聞かされた話ですが、この件が決め手になったのだそうです。
それを聞いて、改めて衝撃を受け、もっと残念な気持ちになりました。
今となってはもう、あの人が知ることはないですし、メンバーも帰ってはきません。
やりきれなさだけです。あの光景だけまだ焼き付いてしまっています。
大げさですが、この狩場は今でもトラウマのようです。

脱退してからのあの人とは、あまり遊ばなくなりました。

それからは、教えてもらっていた日記を見て近況を知ったり、lvUPの度のおめ全チャ、
ボスEND報告を見ては、Lv上がるの早・・・、今日もボスを追いかけているんだねえ、と
遠くから見ている感じでした。
でも、近い知り合いなので度々あの人の話を聞く機会があり、その度にあの人はもう
当時の自分の知るあの人じゃないんだなぁと再度思わされ、遠のく一方で、
あの人の名前を見かける度、イコールのようにあの出来事を思い出してしまい、
纏まらない複雑な気分になっていました。
きっと、ずっと、自分の中で許せなかったんだと思います。
認めたくなかったんだと思います。

あの人がリネにいる以上ずっと続くのかと思っていました。

あの人がLv70を達成して暫く経った頃でした。
もうこの頃は思い出しては沸々と込み上げるそんな気持ちも忘れてきていました。


人伝に、あの人が亡くなったのだと教えられました。


今まで、まだ微かにあった自分の中の昇華されない感情が、行き場を失くした様に感じ、
リネという世界で、少しの時間を共有した人がいなくなるという感覚が、更に混濁させました。
自分の中で整理が出来ないまま、とりあえず当時のパートナーにもその事を知らせました。
そうこうしている内に、あの人の仲間や知り合いが追悼式をしていました。
自分は都合で行けなかったのですが、参加した知り合いが、
名ばかりのお祭りのようだったと言っていました。
だったら自分はもっと場違いだなと思い、行かなくて良かったと思いました。





あの人との出会いは良いことばかりじゃなかったけれど、
むしろ嫌な思い出もたくさんあったけれど・・・。


今のかけがえのない仲間もあなたが教えてくれたんです。
今いる私の環境はあなた抜きでは実現し得ないものなんです。

気持ちが纏まるまで1年かかりました。

あの時皆でやっていこうとしていたあなたは今でも仲間だと思えます。
少ない時間を共有できて良かったと今なら心から言えます。

もっと早く思えるような人間じゃなくてごめんなさい。

本当にありがとう。
ありがとう。




やっとあなたへの思いが還ったような気がします。

ちっこい人間めぞでした。


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