柿の若葉が、 なんとも瑞々しい様子を見せています。 茹で立ての枝豆のような色や、つやつやの表面が 光に透ける様子は、 宝石よりも素敵。
ところで、いつも思うのですが、 わたしは、柿の花を見たことがありません。 気づくと、青い小さな実がなっているのです。 柿の花。 どんなひそやかな花なのでしょう。 調べれば、インターネットですぐに見ることができるのですが、 それより、 いつもそっと、気を向けていたいと思います。
インターネットをはじめ、 このところ、 情報が簡単に手に入りすぎるような気がします。 もちろん、便利で重宝しているのですが、 簡単に手に入ったものは、 それだけのもののように思えることがあります。 世界一の景色の写真よりも、 近所を散歩して見つけた風景の方が、心の栄養になるように思うし、 たぶん、毎日水をやったイチゴの鉢植えだからこそ、 その実の甘酸っぱさは、格別なのではないかと思います。
地に足をつけて、 自分のすべての感覚を充分に働かせて 生きていかないと、 なんだか、私という生き物が、 おいしくなくなって、しまいそう。
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