いま、私の窓からは まっしろな 灰のように雪が 空から地面に落ちてゆく ひたむきに音もなく考えるのは、人のこと深い雪と 厳しい現実に 押し込められて 春を待つ人のこと考えるのは、人のこと楽園と言われた その水が その太陽が いとしい人を根こそぎ奪う常夏の国の 人のこと私の目の前にちらついているものは もはや 水ではなく。