ずっと覗き込んでいたら 気づいたら、わたしは小さな水槽の中にいました。 小さい、といっても私の身には過不足はなく、 泳ぎの練習も出来るし、同輩とかくれんぼも出来ます。 たまに、空においしそうなにおいのするものが浮かんでいます。 でも、私の口はまだ小さく、おなかには重たい袋がついているので、 まだあれを試したことはありません。 わたしより、2日ほど先に生まれ出た方々は、 せっせとつついては、 わたしたちを哀れむような目で見るのです。 たしかに、体もまだまだ小さいし、尾ひれで描く模様もつたないけれど 目を凝らしてみないと見えないような 小さな生き物には変わりないのに 一丁前に先輩風ふかしているように見えて 私は水槽を覗き込んだまま ひとり「ふふふ」と笑ってしまうのです。
★めだか、9匹になりました★
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