にっき
nagi



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一枚分飛ばして更新するところでした。

危ない、危ない・・・・・・。



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彼女は人目を引く存在だった。

ロイとはまた違った意味で。

救済センター、スクール生の制服は黒いケープで。

年代モノから真新しいものまで、メーカー各種様々だが

彼女――マッドサイエンティストの娘だけは例外だった。

オレンジ色のケープなのだ。黒の中にオレンジ。

遠くからでも彼女を探すことは可能だ。

勝気な黒い瞳。キリリとつり上がり気味の口。

気の強そうな顔が、さらに彼女を敬遠させる。


「エリーナとロイの指導教官だなんて・・・・・・」

アンダーソンはぶつぶつとつぶやいた。

まったくツイていないとしか言いようがない。

救済センターきっての問題児二人を押し付けられたようなものだ。

ガリなんて魔法学校では相当な悪だったようだけれど、

この二人に比べたらかわいいもの。


魔法音痴だが、能力はズバ抜けているロイに

人間と魔法使いのハーフ。

しかもその人間の種類というのか職種が、魔法界にも轟いていた

マッドサイエンティストの娘エリーナ。

先のことを考えると憂鬱で仕方がない。

ホウキに逆さに乗り、ふらふらしているスクール生を

アンダーソンはしかりとばした。


「正しく乗りなさい。さもないと暴れ馬に変えるわよ!」




2005年07月05日(火)
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