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************************************ 「本日の議題は第895回、スクール生ロイ・フォスターへの指導についてです」
アンダーソンは毎日行われる会議で、本日のメインテーマを述べると、 皆いっせいに嫌そうな顔をした。
「ホスピタル棟の先生たちもサジを投げ、拘置所の担当員もサジを投げ、 スクールですべてを何とかしろって横暴極まりないですよ」
ロイにはどの先生も皆、手を焼いていた。
救済センターにいる子たちの中では、真面目なほうだし、一所懸命だ。
けれど、結果がでない。
日に日に魔法を使う力が大きくなり、 それを制御する方法が中々つかめない。
制御装置もきかないし、薬効果もない。
能力をコントロールできる、もしくはなくしてしまえるようであれば本人が望むよう人間界での生活ができるのだ。
それも無理。
唯一制御できていた両親の能力も及ばなくなってきていた。
そこで救済センターへの入所が決まったのが4年前。
「更正させるも何も、素行自体は特別悪くないですもんね」
「それがある意味タチが悪いですが・・・・・」
「ここまで特異体質というのも珍しい」
「人間界に長くいすぎたからじゃないんですかね」
895回目のロイ・フォスターに関する会議も、 とくに目新しいこともないまま終わろうとしていたとき、誰かが言った。
それは本当に冗談まじりに。
「いっそマッドサイエンティストの娘とペアを組んでやってもらいましょうかね」
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2005年07月01日(金)
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