睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜
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道標過去へそれから


2007年07月12日(木) 姥捨て

その日いつまで待っても花のおじいとおばあは戻ってこなかった。
「雪が降り始めるころには戻るって言ったのに・・・」
花は心配そうに雪の積もり始めた庭で山の方角を眺めている。

そういえばこの村にはほかの村人はいないのか?

「いるよぉ。となりに竜さん夫婦、その隣は幼馴染のおまきちゃん・・・」

順番に近隣の家を指差していく。
なんだかおかしい・・・・

「ねぇ、花 おじい、おばあ以外に年寄りはいないのかい?」
「・・・・・・・・・」
何かわけあり・・・な感じだ

そのうち花は泣き出した。
「まだだって言っていたのに。おじいのうそつき」





「うばすて、ですね」と笙のささやき声が聞こえた。


お地蔵様の資料は『ojizosan.com』を参考にさせていただきました。
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