みちる草紙

2005年10月06日(木) ハルとナツ

最終回を見終え、これから寝るところ。
ものすごい久しぶりで、ドラマに感動した。゚(゚´д`゚)゚。

5夜連続欠かさず見たかったが、火曜日は飲みに行ってしまったので
3話めだけは見逃してしまったよう〜。
だから、最終話を見るために今夜の飲みは断った…(録画せい)。

 →公式サイト

ひとり置き去りにされた幼い妹が、波止場で
『ねえ〜〜ちゃあ〜ん!!あたしも行くうーー!!』
と泣いて絶叫するところでは、もう涙腺全開。゚(゚`д´゚)゚。
昔々、友だちとプールに行く時
ちっちゃい妹を一緒に連れてってやらなかったことを思い出してしまった。
母に抱き上げられてオイオイ泣いていた、あの時の妹とカブるんだよなぁ(ノ_ー。)

家族は3年で帰国する筈だったのに、二人の兄が死に、両親もブラジルの土となり
生き残った姉妹が再会を果すのは70年後。実にむごいほどの長い歳月を経て。
幼かった女の子二人は、ともに老婆になっていたという…。

老年の姉妹に扮するのは、老いてなお美しい森光子と野際陽子。
普段の森光子の若さは不可解だが、薄化粧だとちゃんと年なりに見えるのね。
子役も良かったが、老い込んでゆく父親らが出色だった(母親は皆いまいち)。
助演男優賞は文句なしに、誇り高き一日本人として死んだ、勝ち組の「お父ちゃん」だな。
どこか“風と共に去りぬ”のジェラルド・オハラを彷彿させる。
綿花を摘む米倉涼子のコスチュームも、タラのスカーレットのイメージだった。

結びはハッピーエンドで良かった。見終えてから暖かな気持ちに包まれました。

ひとつ気になったのは
「年を取ったら姉妹の身長差が逆になった」ということ。
(若い頃は二人が顔を合わせてないから誤魔化せたのか)
米倉→森、仲間→野際 のギャップは苦しいものがあった。そこが残念。

          

橋田寿賀子もいいもんだ。
と、このたびは思った。


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