土曜日生まれは腰痛持ち

2005年08月16日(火) 郡山震度4

8月16日午前11時台後半のある時点、
相方と私と下の娘は、
8年働いてお亡くなりになった洗濯機の後釜を求め、
家電量販店とホームセンターのはしごをしておりました。

12時過ぎに到着したホームセンターで展示品のテレビを見たら、
「宮城県南部で震度6弱の地震」
というニュースがちょうど流れていたのですが、
それを見た私たちの感想は、
「ふうん。その割にこの辺の揺れは
(きっと)大したことなかったんだね」
「つーか地震あったんだ…全然気づかなかった」
なのでした。

時間から考えて、車で移動中だった模様。
それにしても、後から知った郡山市の震度は4でした。
どんなにぶちんでも、気づいて当然の揺れ…だったはずです。
自慢じゃないけど、私は震度2程度だと全く気づかないこともあります
なぜ気づかなかったのか、今もってわかりません。
相方も私も、本当に微塵ほども揺れを感じなかったし、
敢えて下の娘を動物よばわりすれば、
彼女の野生の部分に呼びかけるものもなかったようで、
彼女も無反応でした。
上の娘は塾の夏期講習を受けている最中で、
建物の2階にいたこともあり、結構大騒ぎだったそうですが。

「車に乗っていたからでは?」と思ったのですが、
27年前の宮城県沖地震(やはり郡山市は4だった)のとき、
自分の父を含め、揺れ当時に車を運転していたという人たちは、
一様に、こんなふうに言っていたはずです。
「タイヤがパンクしたかと思った」
……今回、そういう感覚すらありませんでした。

私たちのような掛け値なしのにぶちん認定者
ともかくとして
全く気づかなかったのには、ちゃんと理由があるのかもしれませんが
ちょうどテレビで正常性バイアスについて見たばかりの上の娘は、
騒ぎつつも、逃げる等の素振りを見せたり、
指示を出さなかったりした講師や周囲の人々の様子に、
まさに「これ」だなあと実感したそうです。
とか思った時点で、彼女自身も正常性バイアスの呪縛にとらわれていたわけですが。
正常性バイアス…緊急事態に遭遇したとき、
それが平常であるかのように思い込もうとしてしまう心理
リスクの過小評価による被害は、いわゆるパニック状態より深刻とか
一言でいえば、「ちったぁ慌てろ!」ということでしょう


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