hyuニッキ

2011年05月18日(水) 名作マンガと昔話(3)

とりあえず、一番やらなアカンことを何個か済ませて、

ホテルの予約はしないまま、

マンガを読みふけっておりました・・・w

ここで何度か話題にしておりました、「BASARA」です。

「戦国」はつかないよ!

田村由美さんの漫画です。


これまた有名な作品なのでご存知の方も多数いらっしゃると思います。


ワシが読み始めた時は、まだ完結しない頃で・・・何巻までの頃だったか忘れたのだけど;;

最初姉が誰かから借りてきて、読んで衝撃を受け

そして自分でも集めることに。基本古本屋で。

22巻以降は多分、新刊で買ったと思うのよね・・・


ストーリーとかは、いつもの通り

wikipediaとかに出てると思うので割愛しますが。笑。

前も書いたけど、ホンマ、今だから分かること、今、分かることもあって

改めて面白いと思う。

近未来(崩壊後の日本)戦記モノ、でも少女漫画らしいラブストーリーも絡められていて、

戦記モノ?

ちがうな。

革命モノ・・・ 

と言った方がしっくりくるような・・・

国とは何か。

どうあるべきか。どうあって欲しいか。

王とは何か。

何のためにあるのか。

生きるとは、命とは。

人を愛するとは、どういうことか・・・

漫画の中の登場人物なんだけど、そこに描かれている生き様が

本当に見事で、涙が出そうになる。


主人公更紗は、まだ幼い少女で、

救世者、革命者と運命付けられているのだけど

それは自分ではないという思いが常にあって

迷い、悩み、間違い、落ち込み、傷つき、たくさん失って、悲しんで涙して

それでも、ただ一途に"平和に生きられる国、殺されない国"を目指して

戦って生きている。

たくさんの人と出会い、助けられ、その人々に変化をもたらし、

そして自分自身も変わっていく。


それは、もう1人の主人公(?)である朱理にも言えること。

頭脳明晰で、戦略、知略にも長けた人物なのだけど、

傲慢で残虐非道。

その行い故に落ちぶれることがなんどもあるのだけど

それでも、その度に「王」たる資質を磨いていく。

輝くような、カリスマ性。


カッコイイ、と思うのよね。


そう、全体のストーリーも本当に面白いのだけど、

登場人物の魅力がホンマ凄い。

それぞれが、信念も蟠りも強さも弱さも持っていて。人間らしくて。

誰が一番とかではなくて(いや、そりゃ主役や準主役、主役格とか脇役とかの別はあるけどね)

それぞれにそれぞれの生き様がある。


好きなキャラもね、選びがたい(笑)

や、絶対ここで贔屓キャラを書かねばならないわけではないのだけど!


やっぱり、何度読んでも好きなのは揚羽です。笑。

美味しすぎでしょう、このキャラ!(つか、男殺しって。笑)

悲惨な過去も、更紗との距離感も、立ち位置も、人物性も、そして最期も・・・!

あ、ヤバイ・・・思い出しても泣ける・・・!!

更紗が必死に瓦礫を退けようとしている姿が本当に泣ける・・・!


全27冊。

読み始め、最初の方はゆっくりじっくり読んでだのだけど、

そのうちに次々続きが読みたくなって、最後の方は一気にガーッっと読んでしまうのが常ですが、

もう、あの、太郎ちゃんのEP辺りから涙腺が・・・!


太郎ちゃんの首を、そのままにしておいた揚羽の思いとか・・・

タタラ軍の陰の部分を自ら引き受けたけれど、それでも失う痛みを忘れたわけじゃなくて・・・うぅ・・・


最初はどこか傍観者のような存在だったけど

むしろ、見極めようとしてるのよね・・・


そして最初から最期まで更紗を支え、育て、助けた。

精神的にも、肉体的にも。

だって網走のEPとかなんてさ・・・彼の過去を思ったら、辛すぎる・・・

彼は既に乗り越えてることかもしれないけどさ・・・


浅葱が、「誇り高い揚羽が好きなのに、こんなのは嫌だ 汚い」と言った。

ナギが、「彼は誇りを持って暗殺者になれる人でしょうね」と言った。

自分の行いが、傍から見てどんなに汚くて卑劣で、蔑まれるようなことだったとしても、

その行いを恥じることはない。

本当に、気高い人だなと思う。

もぅ、好き過ぎてどうしよう・・・!!


そんなわけで、あんまり嫌いなキャラは居ないと思うけど、

蜂也と密、夜郎組は好きじゃない!!

あ、あと、桃井も好きじゃないな・・・廉子さん・・・(涙)


揚羽・・・幸せになって欲しかったなぁ・・・

いや、彼の幸せってフツーに考える、ヒトナミのことじゃなかったと思うけどさ・・・

彼は「なぜ わからない」と問う。

「なぜ 気付かない」と。

時に心の中で、時に声を出して、叫ぶように、


萩原大老や、夜郎組や、革命に抗うものたちに。


「それほどに民衆を バカだと思うのか」

「おまえらにとって 数でしかない人々が 一人一人違う人間だと それぞれに人生があるのだと」

「天下取りレースだと思うのが そもそも間違っている この戦いは 天下というものを失くすための 産みの苦しみなんだよ!」


それが分かるのは、言えるのは、

彼は男だけど、更紗にとってどこか"母"的な存在だったからじゃないかな、なんて。

これは全くのワシの妄想ですが。




・・・髪型がちょっとロルと似てるけど、別にモデルにしたわけじゃないよ!

キャラデザインはワシじゃないからね!




あと、浅葱も好きだよ。

あの不器用さが可愛いなと思う・・・

群竹さん(+熊野の2人)もね。


女の子では菊音ちゃんがかなり好きだ。


沖縄の人々もね。

安里大統領・・・ホンマにユウナを嫁にするとは・・・(何)



後半、情報の力というものが浮き彫りになる。

太郎ちゃんたちの瓦版がもたらしたもの、というか。


なんと言うか、

権力者(為政者)が、知らない、ということは不幸だと思うし

権力者(為政者)が、民が物事を知ること、考えることを恐れるというのは、

その国にとって災厄であると思う。


情報を遮断して、押さえつけて

・・・これって、現実にも言えることよね。


そして、朱理が言う

「なぜ 自分で決められない。 いつまでいいなりになるつもりだ」

「考えろ それが民だ」

「なぜ 己で決めぬ 命を置く場所を 死に場所を」

「己の望むことを! 己の望むように! 己で考え! 己で選び! 己で決めろ!」

「誇りを持って 己のために生きよ」


そして、それを受け止めるタタラ。


「あの 血を吐くような叫びを 心を 受け取れない人間にはなりたくない」



憎しみは、続かない

人を愛することの出来る子になっていたことを素晴しいことだという更紗の母・千草の言葉。



やー書き出すと、キリが無いから止めておこう。笑。

本当に、この漫画には力強い、素晴しい言葉がたくさんある。


こうやって今書いてても、自分の言葉の拙さが歯がゆくなるくらい。

漫画って凄いな・・・



ワシ自身の考え方にも、影響を与えてるんじゃないかな、と思う作品でス。


それはつまり、ワシが書いているものについてもでスね。

国とか、王に関してとか。


あぁ、なんかもっと昔話(それから創作話)も絡めて書こうと思ってたのに、

なんか何を書けばいいのか分からない・・・


いい漫画とか小説とか、読み終わった後って

なんだか呆然とするよね・・・ワシだけかな・・・


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