ぼんやり日記
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2002年12月21日(土) ノリ、近鉄残留によせて

昨夜の昨夜までみんな「メッツに決めた」と思いこんでいた。
それが一点「近鉄残留」
ネットニュースを見て声が出た。驚いた。そして嬉しかった。
どうして嬉しいんだろう?

大体、今回のFA宣言以来の騒動はおかしな具合だった。
そもそも近鉄に残留するなら、どうしてFA宣言したのか。
あくまで推論だが、彼はきっと近鉄球団に対して何らかの不満を
持っていたのではないか。
赤字球団でもあるし、近鉄は野茂の時代からなんだかんだと
選手達から不満のたえないところだというイメージがある。
それに、近鉄でどんなに活躍してもスポーツ新聞の一面を
飾ることはちょっと考えられない。
そんな近鉄にいる自分が井の中の蛙なのか確かめてみたいという
気持ちもあったに違いない。
それが聞けば鼻持ちならない「中村というブランド」という言葉に
なったのだろうと思われる。

読売に対する対応は関西でも大絶賛だった。
それなのに、こと対阪神では関西では大ブーイングの嵐となった。
阪神ファンは「あんなヤツもう来んでええ」と思った人が大半だとか。
何をそんなに怒っているのだろう。
ノリは最初から「12月半ばごろ決める」と明言していたのに。
それを「わかった」といったり「早よせえ」といったり
全く阪神の態度ときたら、どんどんノリを追い込んでしまう。
星野監督もうまい事いうだけで、なんかなあ。
私でさえ、ちょっとイライラしていたのだから、当人にすれば
「胃が痛む思い」というのも当然であろう。
迷いに迷って「12月13日には国内をしぼる」と言ってしまったのは
阪神側と関西報道陣のとんでもないプレッシャーゆえであろう。
でも、そこで「延期」する意志を持てたところがノリだ。

結局、最後まで約束を守ったのは近鉄。
最初の話し合いから12月13日まで(まあ解禁日ね)動かず。
じっとノリの動向を見守った近鉄に信頼を寄せるのも無理はない。
私も「こんなに紳士的な球団やったかな」と思った。
そしてナイスタイミングで昨夜、梨田監督が中村夫妻との話し合い。
いやはや、梨田さんが男を上げてしまいましたとさ。

かなりノリ寄りな意見を述べたけれど、ハッキリ言ってこれは
阪神寄りな風潮の世間に対するアンチな気持ちからです。

それでノリに対する注文。
こうなったら近鉄に骨を埋めるしか道が無くなったのだから
今季後半のやる気のない気の抜けたようなプレーは絶対しないで。
9月の近鉄が腑抜けだったのは君のせいだと思ってしまったぞ。


2001年12月21日(金) 公開番組に行こう!

みい |HomePage

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